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イワタニ カセットガスストーブ CB-STV-1 を試してみました

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 先日注文したイワタニのカセットガスストーブが到着しました。今回はちゃんとしたところで頼んだので注文翌日に到着したのですが、近くのホームセンターへ行ったらしっかり現物が置いてありました(^^;)。現在、節電の流れの中、電気を使わない石油ストーブが注目されていますが、これはあくまで家の近所に限っての話かも知れませんが、こちらのカセットガスを利用するストープはまだあまり知られていないためそれほど注目されていない模様です。大きめのホームセンターには置いてある可能性が高いと思いますので(ちなみに、売値はネットでの販売価格と同じ10,800円でした)、直に触れてみてその質感や大きさを感じてみることをおすすめします。

 まず、サイズ的にはちょっと足元を暖めるのには十分なサイズで、本体の重さもそれほどではありません。逆に部屋の中を暖めるには当然ですがパワー不足の感は否めません。点火に際して、電気は一切使わずにできます。写真の点火ダイヤルを見ればわかるように火力調節ができないのが残念ではありますが、元々のサイズが小さいので火力を絞ってもあまり意味がないと思われたのか、火力調整はできなくなっています。ですから、満タンのカセットガスを使っての連続使用時間はカタログ値どおり約3時間ほどと考えつつ使うのがいいでしょう。

 パッケージにも説明がありますが、カセットガスを入れるところにはヒートパネル(写真のカセットガスが入る所についている金属の帯のような部品です)が付いています。これからお鍋でカセットコンロを使われることがあったら使用後にカセットガスを触ってみればわかるのですが、缶の表面が使用することでかなり冷たくなっていることに気付くでしょう。ヒートパネルは何の対策もしなければどんどん冷えてしまうカセットガス本体を本体の余熱で暖めることで、ガスが残り少なくなっても最後まで使い切れるように工夫されています。余談ですが、同じカセットガスを使うカセットコンロの中にもこのようなヒートパネルがあるものとないものがあります。このヒートパネルの効用については、それほど効果がないという感想を持たれる方もいらっしゃるので、これについては改めての検証が必要かも知れません。

 なお、このヒーターが部屋を暖める仕組みは、バーナーの火を燃やして暖めるのではなく、写真のようにセラミックパネルを熱して太陽にあたるように暖めるようになっていて、炎はごく小さくなっています。温風は出さないので、直接ストーブ本体に触らないように注意しながら使うようにすればいいでしょう。ただし燃料を燃やして暖めるのは同じなので、当然のごとく換気は必要です。小さいので蹴飛ばさないように注意しながら、補助的に使うのがいいのではないかと思います。

 今年の冬は石油ストーブと石油ファンヒータ、こたつを併用して乗りきろうと思っていますが、コードがなく安いものなら一本100円で入手できるカセットガスストーブは、一日の間の少しの間だけ暖房が必要な場所に置くとか、なかなか持っての移動が難しい場所で作業をするような場合に気楽に移動させて短時間限定で使うのに合っているような気がします。自由に持ち出せるということは、緊急避難時やアウトドアでも活躍できる余地があるわけで、普段の生活でカセットガスを補充しながら使いつつ、いざという時に持ち出せるように準備しておきたいものです。石油ストーブはタンクに灯油が入っている状況で持ち運ぶには気を使いますが、このストーブの場合は燃料が漏れる可能性は薄く、極端な話、ストーブだけを持ち運んで、燃料のカセットガスは現地調達でも何とかなるというのが心強いです。まだ暖房を使うような状況ではないため本格的な稼動はまだですが、今シーズンの到来が今から楽しみです(^^)。

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