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保存食はアルミ包装か缶入りタイプか

 このブログで保存食を紹介し始めた頃には、なかなか店頭で長期保存ができる食料が売られていることは少なく、私の周辺でも防災の日近辺の日以外にはほとんど見掛けることはありませんでした。仕方がないので最初に紹介したグリコのビスコ缶はメーカーのオンラインショップに注文して入手しました。

 それが今では、これを書いているのが防災の日のある9月ということもあり、このブログで紹介していないものも含め相当たくさんの種類が様々な企業から発売されています。基本は賞味期限5年を実現するために缶入りになっていますが、最近ではアルミパックに入っているものについても5年の賞味期限をうたうものもあります。

 非常用持ち出し袋を用意しており、いざという時に背負って逃げる場合、持って逃げるものは食料だけではありません。袋の中に何を入れているかによりますが、あれもこれもという風につめていくと、かなり重いものになってしまうでしょう。そうした場合は缶入りのものではなく、アルミパックの食料の割合を増やして行った方がいいかも知れませんね。

 私の場合は非常用の持ち出し袋という形では食料を用意していなくて、自宅の棚の中や車の中に放り込んでいる場合が多かったりします。その場合、状況によってこれらの食料を持って逃げることができない場合も多いでしょう。もし大きな地震によって家や車に被害が出た状況になったとしても、缶入りの食料の場合は缶そのものが破けない限りは何とか中味を食べることができますので改めて自宅周辺に戻ることができた場合、食べられそうなものをピックアップするようなこともできるのではないかと思っています。

 また、お菓子が入った保存缶の場合は中味は別のパッケージに入っているので、缶を空けた後、缶そのものをすぐにコップや食器などに転用して再利用ができるというメリットもあります。普通の缶詰の場合、缶の中味が直接缶の内部に触れているので、再利用のためには水などで洗浄する必要があります。災害発生後には極端な水不足になることが予想されますので、食べた後も利用できる缶タイプのものも置いておくといいですね。

 個人的には以前なら缶入りの氷砂糖入りカンパンくらいしか選択肢がなかった非常用食料のバリエーションが増えた故の悩みかとも思うのですが、それぞれのパッケージにはそれぞれの特徴があり、用途に応じてバランス良く用意することが大切だと思います。

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