車中泊徒然草+

ホンダ Nシリーズへの期待とN-BOX

 ホンダが東京モーターショーに出す車の中で、12月に発売するという新しい軽自動車のラインアップN-BOXが公開されるようです。まだネット上に出ている写真でしか見ていないうちから書いてもしょうがないかも知れませんが、後部座席がフラットになることは確認できたものの運転席助手席のシートアレンジがどうなるかによって車中泊には向くかどうか判断ができるといった感じですね。ただ、ホンダの方ではN-BOXを初めとして新しいコンセプトでの軽自動車を発表していくとの事ですので、むしろ今後の動向の方に期待する方がいいのかなとも思います。

 あくまで軽自動車で車中泊をするという前提で車を選ぶならば、いわゆる軽のワンボックス(バモスやエブリィ、アトレーなど)がベストですが、今私の乗っているワゴンRと比べると特に燃費が極端に落ちるというのが残念なところです。N-BOXという車の写真を見ると、まさにそうした人のニーズを満たすような形状になっていて、燃費についてもかなり考えられているようなのですが、あくまで車中泊用として見るとちょっと無理そうというのが正直な感想です。でも実際のカタログや実車を見て改めて評価するべきでしょう。

 個人的に望む事は、できるならば身長180センチぐらいの人が二人寝られるだけの室内空間を維持したまま燃費が良くシートアレンジが自在にできるコンパクトなワンボックスカーが出てくれば、個人的には十分なのですが。今のまま新しいラインナップを出すよりもどちらかと言えば、もう少し車重とエンジンのバランスを考えた車が出てきてくれれば走りもそこそこで燃費もいい、車中泊に使えそうな車が多く出てくるのではないかとも思います。今回の東日本大震災で話としては聞かなくなりましたが、軽自動車の自動車税を上げるというような話も一時期あり、それが実行されるなら軽自動車の規格を800ccくらいに上げてくれるといいと思います。でもまあ大手自動社会社と政府は一蓮托生のような関係だろうと思うので、今回ホンダが大々的に軽のラインナップを発表し、トヨタも軽を売り出すとなると、とりあえずは軽自動車の規格はすぐには変わらないでしょうね(^^;)。でも、今ある軽と普通車の間くらいのコンバクトカーを極めていけば、国内だけでなく海外でもそうした車はTPPに参加しなくてもそれなりに売れるような気がするのですけど、どうなのでしょうか。

(2011.12.17追記)

 ホンダのホームページを探しても、フルフラットになった様子を確かめることがなかなかできなかったのですが、本日BSフジでの東京モーターショーに関する番組を見ていたら、その様子を確認することができました。助手席や運転席を前に倒して水平にできるかどうかというのはわからないものの、一般的なヘッドレストを外して座席を倒すことでフルフラットにしていました。この場合、後部座席は完全に水平になりますが、前の席についてはシートの凸凹が付いてしまうのは仕方のないところかも知れません。

 それでも、後部座席の居住性やスライドドア、ワンボックス車と比べて燃費が向上しているなど前席の凸凹を何とかできれば車中泊にも便利に使える車であることは間違いありません。クッションを入れるのも手ですが、キャンプ用コットを入れれば2名での就寝も余裕でできそうです。

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