車中泊徒然草+

眠気を一時的に減退させる食材

 睡眠不足や溜まった疲れがある時はもちろんですが、そうでない体調万全な時でも昼食後に車内が暖かいような状態の中では眠気からなかなか逃れることはできません。何回を書いていますが、根本的な眠気解消のためには適度な休息が必要不可欠です。それでも、高速道路走行中などはすぐに路肩に停めて寝るわけには行きませんので(緊急事態以外での路肩停車は大変危険です)、眠気を我慢して進まなければならないこともあるでしょう。前回紹介した居眠り防止装置を使ってもいいですが、さまざまな方法を組み合わせて使うことが効率を上げると思いますので、今回は口に入れるもので眠気防止に効果がありそうなものを試した結果を報告します。

 今回の金沢までの旅では、早朝に静岡を発ち、お昼過ぎに金沢に着くような感じで高速道路を使って行ってきました。起きぬけに出発したということもありますが、午前中にかなり深い睡魔が襲ってきました。とりあえず用意していたミントタブレットを噛みつつ耳に掛けて振動で知らせる居眠り防止装置を使っていましたが、目が覚めるのは一瞬で、またすぐ睡魔の波がやってくる状況は変わりません。それでも何とかサービスエリアごとに休憩することで乗り切っていたのですが、だんだん運転の疲れが出てくるとサービスエリア間の走行もきびしくなってきました。

 今回は他に用意したものとして、喉の乾燥対策で飴も持って行ったのですが、これについてはミントタブレットほどの刺激はないので、刺激のある味の飴ならわかりませんが、ほとんど眠気対策にはなりませんでした。そこで、もう一つ取って置きのものを用意してあったので、それを食べながら運転をしたところ、嘘のように眠気が吹っ飛んだのです。

 その食材は多くの関連サイトでも効果が認められている「するめ」です(^^)。私は足の部分がほとんどの、パッケージされたお菓子を買っておいたのですが、するめを噛む場合、タブレット菓子やおせんべいとは違い、連続して強く噛まないと噛み切れません。そうしたあごの運動をしている間はうそのように眠気が飛んでいくのが実感できました。しかし、用意した1本を食べ終えてしまうと、とたんにまた眠気が襲ってきます(^^;)。基本的にはあごの運動を強く連続してできるというのがするめの眠気を覚ますことのポイントだろうと思います。長い時間噛み続けても、噛み応え感が持続するガムが出てくればそちらの方がいいかも知れませんが、現状ではどんなガムでも噛んでいると味はともかく噛み応えは落ちてきますので、するめの方がいざという時には役に立ちます。

 問題は、歯が弱い人にはおすすめできないということでしょうか。それでも、いざという時に劇的に眠気を追い払える効果というのは絶大なので、旅に出る前には少量でも用意しておくと安心できると思います。私は小分けされたパックのものを購入しましたが、大きいものを買ってしまうと開けたら食べなければならないとばかり無理に食べるような事にもなり、人によってはお腹を壊すこともあるかも知れません。その点にも十分注意しながらいざという時にはその効果を感じてみていただきたいと思います。

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