車中泊徒然草+

ライフライン切断時のための心がまえ

 ここのところ、NTTドコモの通信網が滞ることが多いようで、先日のスマートフォンによるSPモードメールの不具合があったと思ったら、昨日は東京の一部の地域において、通話ネットメールのすべてがつながりにくくなっているとのこと。山手線が一時間くらい動かないという状況はあったものの、とりたてて大きな災害や事件などがなくてのことですから、しっかりしてほしいと思うのと同時に、やはり通常時でもつながらない時のことを考えながら通信環境を揃えておくというのが大切だと思います。ニュースの解説によると、今回のトラブルはスマートフォンを使っている人が携帯回線で動画を見ることが多くなったことで増強させた機械のトラブルだという話もあるのだとか。そうなると今までのようにカバーするエリアが広いからという事だけで携帯電話のキャリアを選ぶだけでは不十分なのかとも思います。

 個人的にはいわゆる災害伝言ダイヤルを通常時でも使えるようにしておいてもらい、今回のような機械のトラブル時や、大きな事故で交通が不通になった時など、電話やメールが繋がりにくくなった時にも使えるようにしておいてほしいと思っています。ちなみにそうした伝言ダイヤルを使う場合、携帯電話そのものから送ることができないと思いますので、どうするかというと町の公衆電話を使うということになるかと思います。

 私も最近は全く公衆電話を使うことはありませんが、公衆電話で以前使っていたテレホンカードは災害時などに停電になってしまったら使えません。その他に使えるのは10円と100円の硬貨ですが、100円玉を入れてすぐに切ってしまってもお釣りが出ないようになっています(災害時に全ての電話が無料になるような措置がされている場合をのぞきます)。10円では心許ないが、相手が留守ですぐに切れてしまうような場合は10円と100円を一緒に入れておくと、10円の方が先に落ちるので、10円を複数枚に100円を1枚という感じで入れてから電話するというのが公衆電話が多く硬貨で使われていた時のセオリーでした。

 このように硬貨を入れて公衆電話を使わなくてはならない状況がどのくらいあるかわかりませんが、いざという時のために10円と100円を混在させた小銭を車の中の外から見えないところに用意しておくというのは、自動販売機で飲み物を買うためだけではなく、全く携帯電話がつながらなくなってしまった際の備えとして大事なことだろうと思います。それにしても、通信を含むインフラのトラブルというのは、当り前にできていたことができなくなってしまうことになり、大きな不安を多くの人に抱かせるものであるので、もう少し電話会社にはしっかりと管理をして欲しいと思いますね。そして、今までのように公衆電話をただ減らすのではなく、どこに行けば確実に置いてあるのかというところだけでも私たちに示して欲しいと切に思います。

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