車中泊徒然草+

デジカメのシーンモードを使いこなそう

 先日の旅行ではミラーレスのカメラですら持ち運ぶのが大変なほどバッグに荷物を詰め込んでしまったので、カメラ任せで撮影することが基本のコンパクトデジカメしか持っていきませんでした。そうは言っても、最近のコンパクトデジカメの撮影能力は進化していて、オートモードに合わせるとカメラの方で自動的に最適なシーンを選んでくれるような機種が増えています。今までは被写体に近づいて撮影する場合は手動でマクロモードに合わせる必要がありましたが、今では被写体にカメラを向けるだけでどんな場合もほぼ思い通りの写真が撮れるようになっているのは実にありがたいことです。

 しかし、こうしたオートモードが全ての場面に適合するかというとそうでもありません。細かい設定がコンパクトデジカメでできないということもあり、それを補完する意味でさまざまな「シーンモード」という撮影補助の機能があります。

 私自身、夕日の入った風景をコンパクトデジカメで撮影する際にはこの機能を積極的に使っていたのですが、先日の旅行途中にちょっと気になったことがあって改めて私のカメラSONY DSC-WX10のシーンモードを再点検してみることにしました。そこでちょっと気付いたことがあります。

 最近のデジカメでは「シーンプログラム」の中にペット撮影用の「ペットモード」が多くの機種で搭載されています。各メーカーによって差はあるかも知れませんが、単に動きの早いペットを捉えやすい設定になっているだけではなく、ペットが撮影される際のストレスを軽減するように工夫されていました。シャッター音やピントが合った時の音というのはシステムメニューから消すことができますが、室内で至近距離からペットを撮影する場合、AF補助光が光るのを止めることはできません。しかし私の持っているデジカメではペットモードにするとAF補助光が点灯しない設定になっていました。

 また、RICOHのデジカメCX6の場合、写真のようにデジカメではAF補助光だけでなくデジカメから出る音を消し、フラッシュを発光禁止にしてくれるものもあります。ここまでの設定のないデジカメでも、AF補助光を光らせないようにできれば、デジカメ自体のレンズが伸び縮みするところはペットに見せず、操作音を消してフラッシュ発光禁止にして撮影すれば、大切なペットにストレスを与えることを極力抑えることができるわけです。

 先日の旅行の途中、神戸でオフ会に乱入させていただいたのですが、その際壮大なペット撮影会になり、やはりというかデジカメをペットに向けて撮影しようとすると顔を背けるペットがほとんどで(^^;)、やはり鬼門はAF補助光が撮影前に光ってしまうことだなあとその時にしみじみ思いました。車中泊をなさる方にはペットを連れて行かれる方も多いと思いますので、カメラ任せのオート撮影でうまく撮影できないと思われている方は、とりあえずお手持ちのカメラの設定を確認してみることをおすすめします。

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