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ひも付きお茶パックはこんなに便利

 以前紹介したモンベルのステンレスサーモボトルが新しくなり、同じステンレスサーモボトルとして発売されているのを見付けました。見てくれはかなりスリムになり、容量も0.25l、0.35l、0.45lの三種類に増えて選択の幅が広がったように思います。しかし、残念なことに以前のバージョンで付いていた金属の取り外しできる茶こしはなくなり、かわりに飲み口とかねるプラスチック素材の茶こしのみになってしまいました。

 まあそれは仕方ないこととして、新しいボトルでも茶葉からお茶を煎れて飲むためには、実は茶葉とボトル類の他にもう一つ用意するものがあれば何とかなります。以前このブログでも紹介したことがありますが、茶葉を入れてティーバッグのように使える専用のお茶パックが旅先では大変役に立つのです。

 ここでは、旧ステンレスサーモボトルで説明しますが、今回はひもが付いているお茶パックを使うことにします。袋の中に茶葉を入れて中から茶葉が出ないように口をひっくり返すようにしてからボトルの中に入れ、そこにお湯を注げば多少粗い茶こししかないボトルでも大丈夫です。そしてお茶パックを使うことによって、茶葉の後片付けおよび入れ替えの作業が劇的に楽になります。お茶パックを使う場合、普通のものでもいいのですが、ひも付きのものにしておくとさらに片づけが便利になります。

 写真のようにお茶パックのひもを外に出してからふたを閉めるようにすると、ボトルの中に手を突っ込まずにパックを取り出せるだけでなく、パックの下ぐらいまで中味を飲んでしまえば、ステンレスボトルを普通に置けばお茶パックがこれ以上お湯に触れて、必要以上にお茶が出てしまうことにもなりません。元々こうしたボトルは真空2重構造になっているため保温性があり、単体使用でも何とかいけます。私の場合は別に容量が少なめのボトルを用意して移し変えて飲むようにしますので二煎目、三煎目と味の違いを感じながらいただくことができます。写真のお茶出し用のステンレスサーモボトルは0.25lのものですが、煎れたお茶用に用意しているボトルは0.2lのものです。その他にお湯を入れるポットを用意するので電車など荷物が増えるような旅にはおすすめできませんが(^^;)、日々の生活の中で日本茶を飲むのが当り前になっているせいか、私はそれほど面倒には感じません。

 お茶パック自体は安いものですし、普段は使わないようでいてお茶の変わりにダシを取るものを入れるなどの使い方もあるので、無駄になるということもそうはないと思います。お茶を注いでも見事に茶葉は出てきますし、味にも違いは出ません。年末年始の旅でお金をかけずにおいしいお茶が飲みたいと思われている方は、まずはお茶パックを買って今あるステンレスボトルと組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

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