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真夏のクーラーボックス ちゃんと閉まっていますか?

 真夏に壊れたらへこむ家電製品のうちで、個人的にエアコン以上ではないかと思うのが冷蔵庫だったりします(^^;)。もしエアコンが壊れた場合でも氷枕を冷凍庫で冷やし、首筋に当てながら休めば何とかなりますが、冷蔵庫が冷えなくなると食中毒の危険性が出てきますので。同じように災害時に長い期間にわたって停電が続いた時には、明かりや情報はすぐに何とかできますが、冷蔵庫に入れた食品だけはとりあえずクーラーボックスに移して早めに消費することを考えるしかなく、中に入れた保冷剤の効き目がなくなったらそれまでです。そうしたことも想定し、複数あるクーラーボックスのうち一つはそこそこの能力を持っているものを置いているのですが、これからの季節、むしろレジャーや旅行で使う機会が多くなってくるでしょう。しかし、いくら性能のいいクーラーボックスでも、ある事を守らないと全くその機能を果たさないということも起こり得るのです。

 実は昨日、自宅の冷蔵庫がだんだん冷えなくなり、冷蔵室の天井に水滴がたまってぽたぽた落ちてくるので、たまらず購入店経由で修理依頼を出し、修理の方に来てもらいました。こうした症状が出たと同じ頃には冷蔵室のドアもぴったり閉まらなくなり、大きめのクーラーボックスでドアを押さえながら、以前このブログで紹介した6℃で固まる「冷気まもる君」を2つずつローテーションし、冷蔵室の温度上昇を防いでいました。普通の保冷剤と比べると、冷凍庫で固まるまでの時間が少なくて済むので(冷凍庫は何とか冷えていました)、今回のトラブルにはかなり役に立ちました。

 このようにドアを押さえながらでもしっかり閉じているにも関わらず、相変わらず天井に水滴がたまって中も保冷剤を入れておかないと温度が上がってしまうということだと、本格的に冷やすためのユニットがいかれているのかなと思ったのですが、一通り見てもらったメーカーの方の結論は、「ドアが完全に閉まっていないから」という事に尽きるということでした。押さえつけて完全に閉めているようでも、一部のパッキンに隙間があるとそこから暖かい空気が入り、天井に水滴がたまる原因になる(つまり冷蔵室が冷えない)とのこと。私自身は半信半疑ではありましたが、直って完全に密閉できた冷蔵室の中は確かに購入時のように冷えていました(^^)。

 これは、冷蔵庫だけでなくクーラーボックスでも同じ事が言えます。ついうっかりしてクーラーボックスのフタは閉めたものの、きちんと止め具をかけずに長時間放置したという場合には、真夏には特に中のものを傷めてしまう可能性があります。また、クーラーボックスに物を詰め込みすぎてわずかに隙間が開いているというのも危ないと思われます。

 私の今回の冷蔵庫のトラブルは、もしそれが冬だったら中の温度はそれほど上がらず、問題に気付かなかった可能性もあります。ここのところの暑さによってわかったとも言えるわけですが、夏の暑い季節にクーラーボックスを持ち出す場合には、必要でない場合には極力開けないこととともに、少しでも隙間が開いている状態で放置しておかないということが大切です。長時間かけて目的地に着いていざクーラーボックスを開けたら中がなま暖かくなっていたなんてことになったら泣くに泣けませんので、十分確認してから出発するようにしましょう(^^)。

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