車中泊徒然草+

東北の高速道路無料はさしあたって来年三月まで?

 12月から東北以外の人たちも対象にする高速道路無料化の日程や無料になる道路などの案がようやく公表されたようです。先日の新聞発表の内容については、東北の太平洋側は全日どの車も無料にするが、新潟あたりからの日本海側はと青森は平日には無料にならず、土日・休日のみETC搭載の普通車以下のみ無料とする案が出ているとのこと。さらに、この無料措置については、さしあたって2012年の3月いっぱいまで実施し、4月以降についてはそれまでの実績を検証してから決めるとのことです。

 このような内容がすんなり決まって実施されるのもわからない中、これについて書いてもしょうがない気もするのですが(^^;)、個人的には1年を通じてスタッドレスやタイヤチェーンを必要としない場所に住んでいる私としては、地震により道路事情も悪い中、雪道やアイスバーンの中を安全に走ることができるのかという不安がぬぐえません。関東近辺に住んでいらっしゃる方でウィンタースポーツをされる方には歓迎されるでしょうが、冬の車中泊はかなり厳しいですし、雪道の運転に慣れていない方の東北方面へのお出かけは自分が危ないだけでなく、地元の方にも迷惑を掛けるような気がするので、今回の実施を機に東北へ行こうと思われている方はよくよく注意して出掛けられるのがいいかと思います。

 もし4月以降も高速道路無料化が実施されるならば、その時こそは桜の時期にでも東北のほうへお邪魔したいですね。実は昨日から先日紹介したように深夜バスで京都に入りまして、ネット関係で以前は仲良くしていたものの最近はすっかりご無沙汰してしまった人たちと旧交を温めてきました。被災地の方からもやってきた方もおり、桜の咲く頃にでもまた会いたいですねといった話もさせていただきました。来年の春、東北地方はどうなっているでしょうか。差し当たって雪の影響が少なくなれば、ぜひともつらく苦しい一年を乗り切って咲き誇る花を見に行きたいものです。もちろん、高速道路が有料化されたとしても行きたい気持ちは変わりませんが、世間の風というのは意外と冷たいものです。所得税の増税を10年とか15年に伸ばすことが今議論されていますが、そうしたことによって震災の記憶を思い起こすようなことばかりを続けていくと、今のようにみんなで東北の人たちを助けようとする気概がそがれてしまうような気がするのです。個人的にはなにも高速無料化までしなくても、以前のように高速千円に準じるような感じの案であっても喜ばしいのですが、単に高速無料化が最初の理念から離れて人気とりのための施策になってしまったり、ヒステリックに批判することで、国会対策をするようなことに振り回されるような世の中の流れにはなってほしくはないですね。

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