車中泊徒然草+

宮城・秋保温泉のスーパー「さいち」で販売されるおはぎの魅力

 ゴールデンウィークに高速道路を使って出掛ける際に困るのが、食事時になかなか食べられず、あってもかなり割高なものを押しつけられることです。本当はもっと安くておいしいものは提供できるのかも知れませんが、いったんそういった評判が出てしまうとまたたく間に人が押し寄せ、入手自体が難しくなってしまうことも多かったりします。仙台までたどり着いてから、地方の方の案内で名物であるボリューム満点の牛タン定食をおいしくいただいたので、翌日は別の名物をいただくことにしました。

 今回紹介する上の写真の宮城県の秋保温泉にあるスーパー「さいち」で販売されているおはぎは、ご存知の方も多いと思いますが大人気で、出張販売も宮城県内で行なわれているようですが現地へ行くのが一番確実に入手できるでしょう。日持ちがしないのでお土産には向きませんが、朝食には手軽でぴったりではありませんか。

 スーパーの開店時間は午前9時からですが、事前リサーチの結果、すぐそばにある秋保温泉の公衆浴場が8時からだということで先にお風呂の方へ行くことに。と、書くとかっこいいですが、実は公衆浴場の場所をリサーチしないで出掛けてしまったので大丈夫かなと思っていたのですが偶然公衆浴場の専用駐車場を見付けたので開館直後の空いている時間に入浴することができたのでした。私がお風呂から上がったら私と同じような観光客の方が大挙して押し寄せてきたので湯船に入ることもなかなか難しくなるところでした。

 そうしてだいたい8時30分ぐらいに店の前に戻ったら、すでに数人の行列ができていました。たまたまその日はテレビの取材まで入っていまして、そのせいなのかわかりませんが開店よりも早くお店が開きました。

 おはぎは普通のつぶあん(写真右)の他、きな粉(写真中)があり、どちらもたっぷりのあんこときな粉で覆われています。今回訪れたのが5月上旬ということもあって、季節販売(10月~5月上旬)のおしょうゆの付いた納豆をからめた「納豆おはぎ」(写真左)もありました。一個の大きさがけっこうあるので迷いましたが、とりあえずパックが小さい2個ずつパックされたもの(納豆おはぎだけは3個パック)を購入しました。合計7個を朝食にというのはいかんせん無理なので、結局その日の昼食代わりにもなってしまいました(^^;)。おはぎは一個あたり105円(税込み)なので、計7個で735円のみで朝食と昼食を兼ねることになってしまいました。

 そういうわけで、最初にも書きましたが、その日の移動中は道の駅や高速道路のサービスエリアに寄っても物理的に何かを買って食べることはできなかったのですが、改めて物の値段が高く、観光客からお金を取ってやろうという気概がひしひしと伝わってくるのがわかりました(^^;)。このレベルのものが人気はともかくこの値段で出せるのですから、特に人出が多く、沢山の売り上げが期待されるゴールデンウィーク中にはリーズナブルで手軽に食べられるグルメが混雑する観光地でももっと出てきても不思議ではないと思うのですが。

 こうした安くておいしいものがすぐに売り切れてしまうのは仕方のない事かも知れませんが、今回はそれほど気合いを入れて行かなかったにも関わらず、しかもゴールデンウィーク中で人出が予想される中、簡単に入手できたのはある意味ラッキーだったのかも知れませんね。

 定番のあんこやきな粉はもちろんおいしく、ボリュームもあって良かったですが、発売直後の納豆おはぎはまだほんのりと温かく、納豆好きの方にはたまらないメニューでおすすめです。この連休以降に販売を中止し、10月まで買えないのが残念ですが、仙台周辺で車中泊をする場合は、公衆浴場の朝風呂とセットで出掛けるのは、結構おすすめだと思います。

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