車中泊徒然草+

夏の長期旅行に「冷気まもるくん」は使えるか

 夏の車中泊の旅に何やかんやいっても役に立つのはクーラーボックスです。車内放置してしまったらたちまち痛んでしまうような食品を持ち帰るためだけでなく、飲み物を冷たいままキープするために氷や保冷剤をクーラーボックスの中に入れて使えば、かなりの長い間、冷たさを保ってくれます。

 短期間の旅行の場合はスーパーなどでもらえる保冷剤を入れておいたり、旅先で氷や凍らせたペットボトル飲料を追加で購入することで対応可能かも知れませんが、何とかして保冷剤を有効活用したいと思っている方は私だけではないはずです。

 実はこの夏、家庭用の電気を節電するためのグッズとして、興味深い保冷剤が販売されています。それが6℃で凍るという「冷気まもるくん」です。この製品は冷蔵庫の冷蔵室内においておくことで、冷凍庫に入れなくても凍り、冷蔵室の温度上昇を抑えます。普通に冷蔵庫を使っていてもドアの開閉などで温度が上がりますから、その都度コンプレッサーが動き、結果として電気代が余分にかかるのが普通でした。しかしこの製品を2~4個入れておけば10%~15%の節電効果が期待できるとのこと。また、冷蔵庫の大きさにもよりますが、冷蔵室の容量が170リットルのところにこの製品を2個入れたものと、何も入れずに停電した場合(外気温28℃)の比較をしたデータによると、何も入れていないと1時間半で冷蔵室内が20℃を超えてしまったのに対し(20℃を超えると細菌の活動が活発化すると言われています)、2個入れておいたものは6時間も20℃以下をキープしたとのことです。

 冷蔵庫の冷蔵室内でも凍るということは、旅の途中に寄ったスーパーで購入したりあまり多くない分量ならサービスでいただける氷や、凍らせた状態のまま販売されている飲料などと一緒にクーラーボックスに入れておけば、時間はかかるかも知れませんがクーラーボックスのみで保冷剤を固めることもできるかも知れません。氷が溶けたら保冷剤だけにしてもクーラーボックス内は保冷剤が溶けるまでは冷たさを保たれ、保冷剤自身が溶けたとしてもまた氷を補充すれば旅の途中でもクーラーボックス内で保冷剤を何度も凍らせることができるなら、これはなかなか面白いものですね。

 ぜひ試してみたいと近所のホームセンターをはしごしたのですが、結局どこでも見付けることができませんでした(;_;)。そういうわけでまだ実際に試していないので何とも言えませんが、車中泊で長期の旅行へ行く場合はこの保冷剤を何度も凍らせることができれば、あえて他の保冷剤を持って行かなくてもよく、複数の保冷剤を持っていき、そのうちの一つを氷枕の代わりとしてローテーションさせれば、溶けてしまったものをまた凍らせて使えるかも知れませんね。となると、夏の暑い夜を乗り切るための切り札としても使えそうなので、二三個用意していろいろ試してみたくなります(^^)。

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