車中泊徒然草+

スマートフォン導入までの憂鬱

 昨日、テレビを何の気なしに見ていたら、スマートフォン(テレビではiPhoneのように見えました)のアプリという形で、居眠り運転を防止するための装置を開発中という中部大学工学部の平田豊教授が出演されているのを拝見しました。

 アプリの仕組みは、自分を撮影するカメラを使ってスマートフォンの画面に自分の顔を映し出し、瞳の大きさをモニタリングする事で、眠気の到来を予測し、眠くなる前にアラームを鳴らしてくれるというものです。この方法は眠気が襲って来る前に感知するのがポイントでしょう。ニュースではスマートフォン用のスタンドをハンドルの中央に貼り付けて運転者の顔がよく感知できるようにされていましたが、運転中に邪魔になるのではないかという危惧はあったものの、効果があるならスマートフォンを新たに購入して使ってみたくなるようなものでした。

 私が今持っているアンドロイド端末はタブレット型のGalaxy Tabがメインで、もう一台は今となっては処理能力が劣るIDEOSで、どちらもアンドロイドのバージョンは2.1という事で、恐らく上記のアプリがアンドロイド用として出たとしても、今使っているハードには対応しないのではないかと思います。そういうわけで、今後の事を考えると現行の処理能力を持ち、車にもセッティングしやすいものを選ばなければなりませんが、これも何を選ぶかにより状況は変わってきます。

 iPhone系を選ぷ場合はAppleしか出していないので最新のアプリを使うためには現行機を買えばいいのですが、アンドロイドの場合、様々なOSのバージョンが混在しており、Android2.3系はいわゆる定番のアプリが普通に動き、従来の機器から乗り替えるのにはスムーズなものの、今後の展望を考えると、紹介した新たなアプリが対応しない可能性が大きいでしょう。対してAndroid4.0系はまだ現行では出ている端末は少なく、対応するアプリも2.3搭載機よりも少ないものの、今後は対応するアプリも増えて行くことが予想されますし、将来的な事を考えればOSも新しいものの方がいいという考え方もあります。とりあえず私の場合は今使っているアプリが使えなくなってしまっては困るので、2.3系のOS搭載機の中から選ぶようにしたいとは思っているのですが、今書いている事が何の事かわからない方がスマートフォンを買おうと思い立った場合、購入したスマートフォンのOSの違いにより、使おうと思っていたアプリがインストールすらできないというような惨劇が起こる可能性が出てきます。買ってからしまったと思っても返品は不可、2年間はばっちり割賦契約があるのですからいやでも使い続けなければなりません。

 そうなると、スマートフォンの違いなどわからない場合はAndroid系に行くのではなくiPhoneの方に行った方がいいという事になるでしょう。ただその場合、iPhoneはdocomoでは出していないので、ここで何度も紹介しているaeonやIIJmioで出している月額千円以下のSIMカードはiPhoneに差して使う事はできません。iPhoneを使う場合は素直に携帯電話会社の料金プランにのっかって契約するしかないのが残念です。

 このように、ユーザーが自由に通信会社やハードを選べないところにスマートフォンを選ぶ際の問題があるのではないかと思います。それでも、嘆いてばかりではしょうがないので、以上のような事を頭に入れながら、使いたいデータカードやアプリが使えるのかという事を十分に調べてから購入するように心掛けましょう。特に白ロムで安く上げたい場合など、買ったはいいが全く使えずに別のものを買い直しになるなんて事がないように十分気を付けて下さい。

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