車中泊徒然草+

スマートフォンをカーナビにすると

 その昔、車での旅行にはロードマップが付きものでしたが、今や多くの車にカーナビが搭載されていたり後付でポータブルタイプのものを導入している場合が多いと思います。

 かくいう私も、以前このブログで紹介したソニーのゲーム機PSPをカーナビとして使っていて、このカーナビ自体は今売られている最新のポータブルカーナビとはかなり劣る部分もあるのですが、それでも住所や電話番号を入力してヒットすれば問題なく目的地までへの道のナビゲートしてくれるのでやはり便利です。

 そうした便利さとは裏腹にどうしようもないことがあって、それが年々新しくなる地図情報を更新できないことです。市販されているカーナビ専用機でも、常に今の道の全てを網羅しているわけではなく、新たな地図が販売されるのを待ち、決して安くはない更新地図を追加で購入しなければなりません。こうして私がブログを書いているうちにもどんどん地図の内容は変わっていくわけで、どこで妥協して地図を更新するかというのがカーナビを使っている人にとっては悩むところだろうと思います。

 私のブログでは新東名が開通した直後に静岡県内にあるサービスエリアを一般道から巡ってみたのですが、実際に行きつくまでには一部カーナビが役に立たないところがありました。元々の地図に新東名やサービスエリアへが記載されていないのですからそれも仕方がありません。これからカーナビを購入される方については新東名周辺の道路がちゃんと更新された地図が搭載されているかというのを確認した方がいいと思いますが、困ってしまうのが更新前の状態で新しいカーナビを購入した場合でしょう。下手をすると新東名の入口までの道もナビゲートできないということですから、新たにお金を出して地図を更新するしかないのかと思われる方が多いでしょうが、別のアプローチをする手もあります。

 新東名開通当初は未対応だったものの、グーグルが提供しているマップにおいては、きちんと新東名が出てくるようになり、グーグルマップを使ったナビゲーションが可能なアンドロイド搭載のスマートフォンでは、携帯電話会社へのデータ通信量は必要ですが、ナビを使うために追加の料金を請求されることはなく、スマートフォン上でナビゲーションを利用できます。写真はグーグルマップの検索に「NEOPASA清水」と入れてみたところです。検索された結果は、サービスエリア内部の「ユナイテッドアローズ」の店舗が検索されました。

 androidのスマートフォンを使ったカーナビは、私の使っている最大128kbpsのIIJmioのSIMでも問題なく利用することができます。しかし、携帯電話の電波が届かない所ではgpsの信号は受信できてもネット上からマップデータを取得することができないので、一部使えない場所が出てくるのが問題と言えば問題でしょうか。

 それでも、スマートフォンが3Gで使える環境にあるのなら、今使っているカーナビの補助として使うだけでも役に立つスマートフォンをカーナビにする価値はあるでしょう。スマートフォンを車に固定する器具も多く出回っていますので、今あるカーナビとの併用を考えてみるのもいいかも知れません。

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