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エイビット ホムテル3G AK-010 その3 政府勧告のスマホ料金で注目したい点

 まだ予約注文の段階で、手元にはないホムテル3Gですが、実は現状で出てきているSIMカードの中で、ホムテル3Gの機能を十分に使いこなすだけのものはないのではないかと個人的には思います。というのも、ホムテル3Gは通話だけに特化した電話機ではなく、データ通信用のアクセスポイントとしても使えるからです。

 個人的にこんなSIMカードのサービスがあればいいと思うのは、電話はカケホーダイのままでいくらかの高速データ通信ができるものを想定しています。しかし、かけ放題の携帯電話サービスは携帯電話大手3社プラスY!mobileの独占であって、MVNO各社の中で時間限定の回数制限はあっても、通話定額のものは出ていません。

 これは単純に大手3社がMVNOの方に通話定額の付いたデータ通信付SIMを売らせないようにしているのではないかと思えて仕方ないのですが、もし今政府が頻繁にデータ通信の少ない利用者のスマホ料金を下げるように勧告している中で、「通話定額」+「データ通信可」という商品が月額3千円くらいから出てきたら面白いですね。

 ニュースではどうしても大手3社の高すぎるデータ通信料金を下げろという話しか出てきませんが、政府の勧告では同時にMVNOの方にももっとユーザーが移った方がいいというような事も言われているようです。とある老舗のMVNOには大物官僚が天下りしていることもそうした動きに拍車を掛けているのかも知れませんが、そうした傾向は悪くないと思います。現状ではドコモにSIMカードのみ通話定額の契約を申し込んだ場合、データ通信を全くしなくてもガラケー用の料金プランは適用されなさそうで、スマホと同じガラケーと比べると月額500円も高い契約になってしまう可能性が高いです。そうした囲い込みを続けるならば、いっそ大手MVNOに先陣を切ってもらってホムテル3Gに入れるのにぴったりなSIMカードを早く発売して欲しいとすら思っています。

 もし通話に関するオプションをMVNOが自由に設定することが可能なら、それこそイエデンワのように、今の携帯会社のような一回の通話が5分でなく10分でさらに月額が安いプランとか、すんなり通話定額にするよりも面白そうなアイデアがどんどん出てくるかも知れません。

 そんなわけで、すでにMVNOの格安SIMを使っている方も、今後データ通信だけでなく通話関係のサービス及び料金がMVNOの方で新しい提案がなされるか注目しておきましょう。

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