車中泊徒然草+

「しゃべってコンシェル」をIIJmioの低速SIMで使う

 ここのところテレビのコマーシャルでかなり流れている、ドコモのスマートフォンに向かって喋るとスマートフォンが音声で答えてくれる「しゃべってコンシェル」というサービスがあります。これは、iPhoneを出していないドコモがiPhoneの「Siri」に対抗して出てきたものだと思いますが、意外と評判がよさそうなので、駄目もとで私の白ロム端末Galaxy s2にインストールしてみました。

 今入っているSIMカードはドコモのSIMと同じIIJmioのものなのでちゃんと動くかどうか期待はしていたのですが、どうせだめだろうと思いつつアプリを動かしました。結論から言うと何事も問題なく動作します。Wi-Fiの方がきびきびと動くようですが、あえてWi-Fiではなく128kbpsが上限の3G接続で音声入力を行なってみたところ、何事も問題ないように動くではありませんか(^^)。

 音声認識について、やはりというかちゃんとしゃべらないと誤認識はありますが、わざわざゆっくりしゃべったり、はっきりと間をあけてしゃべらなくてもそこそこ正しく音声を認識し、何とか実用になる感じです。具体的でなく答が多すぎるような質問には答えてくれませんが(^^;)、そんな時には文字を入力しても検索が可能ですので、実用性は高いと思います。個人的に便利だと思ったのは、メールもしゃべった内容で送ることができるので(Gmailを選択して送ることもできるので、ドコモとメールの契約をしていないIIJmioのSIMでも十分実用になります)、旅行中のちょっとした時間内にしゃべるだけで簡単にショートメールを送ることができる手段として重宝しそうです。

 また、同時に公開されている自動的に日本語を他言語に翻訳し、メールを送信できる「メール翻訳コンシェル」というアプリについては、Wi-Fiでは起動すらできず、Wi-Fiを切ってIIJmioのSIMだけでつなごうとしてもつながりませんでした。開発元の方のインタビュー記事では、今後はWi-Fiにも対応する予定だそうなので、今後の展開を期待したいところです。

 ただ、どちらにしても音声認識での入力で100パーセントの入力精度ということはほぼ不可能かと思いますので、何回やってもうまく認識しないなんてことがあっても、イライラしないように余裕を持ちながら使うのがいいような気がします。使い込んでいくうちに、そうした不具合が起こらないような使い方を見付けていくようにすれば、旅先でスマートフォンに向かってしゃべる回数も増えていくような気もします。こういったアプリをしまく活用し、車内での調べ物をスマートにできるようになりたいですね。

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