改めてリチウム電池の扱いに注意する点を考える

このブログでは市販品ではありませんが、ドライブレコーダーに関する記事を書いている関係もあり、先日流れてきたニュースはかなり気になるものでした。ユピテルが販売している車に据え付けて前方の様子を撮影できるドライブレコーダー「DRY-FH200」について、本体内蔵のリチウムイオン電池が燃え、本体および設置場所周辺が燃えるという事故が2017年5月に国内2ヶ所で発生したのだそうです。その原因を調査した結果、ユピテルはこの製品「DRY-FH200」のリコールを行なうことを決定し、約8万5000台出ている商品を回収し発火の恐れのない代替製品に交換するということを発表しました。

当該製品の販売期間というのは2012年10月~2013年8月ということで、発売されてから約5年が経っているということもあり、車自体を変える時に新たな製品を利用するようにしたり、ドライブレコーダー自体を付け替えてしまった方は大丈夫でしょうが、中古で購入したり(購入した中古車にすでに設置されている場合もあるかも知れません)、新品で購入しても長く使っている方も少なからずいるかと思いますので、まずは自分の車にドライブレコーダーが付いている場合はそれがユピテルの製品かどうか、さらに型番が「DRY-FH200」かどうかを確認するようにしましょう。なお、メーカーの方の発表が掲載されたページは以下のリンクからたどれますので、もしご自身の車にこのドライブレコーダーが付いている場合の参考にしてみて下さい。

https://www.yupiteru.co.jp/corp/important/170904.html

個人的にこの話を聞いて注目したいと思うのは、いわゆる製品の初期不良ではないということです。販売されたのが2012年10月からということで、この文章を書いているのが2017年の9月ですからおよそ5年間は問題が出ていなかったということになります。それでも、製品として世に出した以上は、問題があれば責任を持って回収・交換しなければならないメーカーの大変さというものを感じるわけですが、特にこの「ドライブレコーダー」という製品の特性である、直射日光をまともに浴びながらも正確な動作および電池の安全な利用ができないといけないわけです。

このブログでは様々なモバイル機器の事を紹介していますが、熱が発生しているのにそのまま使うようなことはとてもおすすめできないのですが、ドライブレコーダーは車をスタートする時点で本体が熱くなっていたとしても、誤動作や発火を決してしないように設計して世に出さなければなりません。そして今回のように発売してから5年経ったのでもういいだろうという風にもならないという事もあります。

改めて、私たちの身の回りを眺めてみると多くのものの中に動作用のリチウムイオン電池が入っているものが少なからずあると思います。スマホについては胸ポケットに入れているような人もいると思いますが、下手をしたらポケットの中で発火するような可能性もないとは言えません。

日本製のスマホの中には防水防塵をうたうものが多く、私もそうですが多くの人が安心し切ってスマホを使っているケースが多いかと思います。当然正常に動くことが当り前なのですが、手で持ってみてちょっと電池の部分が膨らんでいるとか、それまでと比べて本体がかなり熱くなっているなどありましたら、少なくとも体に密着しての使用は中止し、できれば販売店やメーカーのサポートに連絡して異常がないか見てもらうことも必要になってくるのではないかと思います。

それだけ電池のトラブルというものは恐いもので、特に最近のものは本体を薄くするために本体一体型で自分で交換することは不可というタイプのものがほとんどになっています。それはそれで時代の流れとして仕方ないところもありますが、モバイル機器を利用している中で、電池に対する違和感というものを事前に感じることができるようになることで、自分の生命や財産を守ることができるようになると思います。

今回のドライブレコーダーのニュースは、一見すると過去に起きたサムソンのスマホの発火事故のように、初期不良的な原因のような感じも受けたのですが、詳しく見て行く中で、ずっと安全に使ってきたものでも経年劣化によって発火する可能性も示されたものではないかと個人的には思っています。毎日のスマホやタブレットの充電時の挙動にも気を付けながら安全にモバイル機器をはじめとする電子機器を使えるようにしたいものですね。


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