Willcom SOCIUS で強引にwebページを見よう!

 昨日はiPhone4Sがauとsoftbankで販売を開始しましたが、今の旬のものを最も注目されている時に使うというのは実にワクワクすることでしょう。スマートフォンの持つさまざまな機能を使えば旅行にも役に立つものですし、手に入れられた方は十分にその魅力を堪能してください。

 ただ、全ての人がiPhoneにした方がいいかというとそういうものでもありません。一度機種変更をすると端末代金を分割で支払っている方は残債を一括で支払うのでなければ最長2年間の割賦支払い期間を終了しないとなりませんし、今ある端末をいかに活用して使うかといったアプローチも大切だろうと思います。

 今回、紹介しようと思うウィルコムの通話に特化した端末、SOCIUSの更なる利用法ですが、この端末はカメラなしブラウザなしというある意味スマートフォンからすると全く逆のコンセプトで開発されたようなモデルです。データ通信はスマートフォンでする代わりに、通話は全てこの端末にまとめ、Bluetooth経由でスマートフォンの方の発着信もSOCIUSでできてしまうというのが売りのモデルです。

 料金体系はウィルコム同士24時間無料の新ウィルコム定額プランS1,450円というのが主で、さらにだれとでも定額980円を追加すると国内通話(ウィルコム以外)は月500回までなら1回の通話10分以内については固定費以上の課金がされません。ただ、ここで一つ忘れがちのポイントがあるのですが、新ウィルコム定額プランSの特徴としてもう一つ、ウィルコムのアドレスを使ったemailの送受信料が無料(つまり定額料金に含まれるということ)ということがあります。

 こうしたメール無料を生かす端末として、普通はカメラ付きのモデルを選び、友人とのメールのやり取りに使うというのが一般的だとは思いますが、実はもう一つウィルコム限定での活用の方法があることはあまり知られていないのではないでしょうか。それが、メールを利用してウェブページを読むことができる「メール銀河」というシステムです。

http://yuki-lab.jp/ginga/mailginga.html

 こちらのリンクに詳しい使い方や設定の仕方が紹介されていますのでここではその内容について改めて紹介はしませんが、テキストベースのウェブページを読むにはこれはこれで十分だと私は思います。このシステムを使えばメールの送受信だけで完結するため、追加のパケット料金も発生しませんし、スマートフォンをwi-fiモデムやWimaxで利用していて、ネット接続に時間がかかるような場合でもメール銀河の仕組みを使えばそちらの方が必要な情報にたどり着くのは早いかも知れません。

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 ただし全てテキストになって配信されてくるため、いくらかの対策は必要です。ブログや掲示板を読む際にはパソコン用のページアドレスではなく携帯電話用のページでアクセスする方がいいでしょう(写真は、メール銀河を使ってこのブログの携帯電話用のページにアクセスした結果の画面です)。なお、派生的な利用法としてgoogle検索やWikipedia検索をしてくれる設定もあります。旅先で出会った人名や史跡など、詳しく知りたい場合はWikipedia検索を利用すれば、簡単に詳しい情報をすぐに入手できます。

 ウィルコムのデータ通信というのは携帯電話やWimaxと比べてしまうとどうしても劣る部分はありますが、通話用にウィルコムの電話機を導入された方はほぼ新ウィルコム定額プランSで契約していると思いますので、ぜひ一度メール銀河を試してみてください。また、スマートフォンで登録したGmailのアドレスからウィルコムのアドレスに転送をかけておけばメール確認のためにスマートフォンを常時接続状態にしておかなくても済みます。スマートフォンをメール確認のために同期する設定にしているだけでパケット料金がかかることを考えると、ウィルコムに転送したメール内容を読み、必要な時だけスマートフォンでwi-fi経由のネット接続をするような使い方にすれば、ほとんど携帯電話回線のインターネットを使わずに運用することも可能でしょう。ウィルコムのサービスエリアは携帯電話ほど広くないので万全ではありませんが、制限された使い方の中でいろいろ自分で工夫することによってスキルもアップするものです。興味のある方はぜひお試しあれ。

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