銀行窓口がないと困ることは早めにやっておこう

このブログで何回も書かせていただいている銀行の今後の状況を見据えた個人の対応について、私自身も重い腰を上げて通帳自体を無くす作業に取り掛かりつつあります。というのも、全国の銀行や信用金庫であってもキャッシュカードさえあれば入出金に規定時間内なら手数料がかからずに利用できるところが多くなってきました。私の持っている地銀の口座でも昨日窓口で聞いたところそのままの口座番号でweb専用口座に切り替えが可能だという事を聞いたので、今後の状況は全てネット上から管理し、どうしても明細が必要ならプリンタから出力するような形でこれ以上通帳がたまらないようにしようと考えています。

ただ、そうして銀行を訪れた時に、窓口を使えないと(Web口座の場合はATMからの手続きとインターネット上での手続きのみ)一つ困ることを発見したのです。というのも、私の隣に座った人は大きなお菓子の缶を持ってきていまして、中にはぎっしりと小銭が入っていました。

硬貨での決済はあまりに多すぎるとお店の方から利用を断わられる可能性があるため、現状ではたまった硬貨がある場合にはとりあえず銀行に持って行き、小銭の総額を数えつつ口座に入れてもらえば、通帳に記帳してもらうことでそのお金を有効に活用することができるようになります。しかし、全てを通帳のない銀行口座に変えてしまった場合には、そもそも銀行やコンビニのATMが硬貨の入金を制限されているので、こつこつ硬貨を貯めている場合に困るのですね(^^;)。現状では消費税が8%であることから、どうしても1円5円の端数が出てくるので、こまめに使っていないとどんどん使えない硬貨が貯まってくることになります。

近いうちに消費税が10%になればまた状況は変わるかも知れませんが、次に15%とか18%になったとしたらまた同じ問題が生まれてくるでしょう。これからは可能ならば電子マネーやクレジットカードの利用の方にシフトすればと思っているのですが、実は自宅には過去にためてある1円5円を中心にした貯金箱があるので、早いうちにある口座の方に入金して、自宅にある小銭をできるだけなくそうと思っています。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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銀行窓口がないと困ることは早めにやっておこう」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    以前から通帳が無くなると言っていた者としてはようやくと言う感じですね。
    支店が削減され窓口を減らし、ATMに置き換えると言われていますが、硬貨の扱えるATMは順次されていくと思います。硬貨を扱う為のATMは本体自体頑丈にしなければならないし、硬貨の選別にはコストがかかります。1円玉を識別するのにいくらかかるかです。
    また回収やつり銭の用意にもコストがかかります。ガソリンスタンドも紙幣はセブン銀行のATMなどで預ける事は可能ですが、硬貨は警備会社に回収を依頼しています。そのコストは馬鹿になりません。
    現在硬貨対応のATMも次第に非対応になるのではないでしょうか。
    ATMの共同化が出来ない原因は通帳の規格が各行違う事です。通帳が無くなればその障害が無くなります。
    次の段階は自前のATMを削減してコンビニのATMを代用するのでは。預金額に応じて無料の回数を設定する事になると思います。さすがに労働金庫のように自前のATMを廃止して他金融機関のATMを無制限と言う事はないと思いますが。
    さらに考えられるのはATMで現金の入出金を行うのではなく、電子マネーに直接チャージ可能にもなるのでは。チャージ専用ATMなら盗難の恐れもまずないので警備費用が削減出来ます。
    キャッシュレス化の流れは数年前からカードブランドのデビットカードの発行が増えた事で前兆を感じていました。キャッシュレス社会ではカードを持てない事は困りますが、1割程度はクレジットカードを信用問題で持てないのでその救済がデビットカードの発行急増だと感じていました。
    銀行としてはフィンテック革命の成果を生かしてコスト削減を行う為には現金業務を極力減らす必要があるのでこれらの動きになっているのでは。
    さらに政府サイドからすれば現金取引は課税特に消費税の課税漏れと言う観点からは極力減らしたい。キャッシュレス社会となれば消費税の課税漏れはほとんどなくなるし、課税主体の把握も容易になる。効率的な徴収が可能になります。
    ところがその流れが一般消費者には感じられていない。相変わらずの現金主義に固執です。現金社会の機能が充実しすぎて改革に対して拒否反応を示している。過去の成功体験に固執してスマホ時代に乗り遅れた通信キャリアのようなものです。
    目に見えないものへの理解力が低く抽象的な思考の出来ない日本人は中韓の後塵を拝する事に今のままではなってしまう。現金主義が日本の生産性を低めている事がわかっていない。

  2. てら 投稿作成者

    ケイタイオタクさん コメントありがとうございました。

    今web口座への変更を考えているのはメガバンクではなく地銀の通帳ですが、今ではどの地銀でもセブン-イレブンやイオン銀行のATMでは営業時間中なら無料で預け入れと出金ができるようになっています。そういう意味では例えば車中泊での日本一周をやろうと思っても、移動しながらならどうしても現金が必要な場合には全国のセブン-イレブンやイオン銀行に行けばいいので、かつて郵便局のATMを探し回ったことを考えると本当にいい時代になりました。逆にゆうちょ銀行のメリットは失なわれてきたとも言えます。

    また、土地に縛られずに自分が気に入った場所をめぐりながら暮らしたいという希望を持っている人にとってもスマホやパソコンで取引きができるなら使用済みのものでも簡単には処分することが難しい通帳を持たないという方が楽です。銀行の選定については人によっていろいろあると思いますが、私自身はほとんど全てのネット銀行の口座を持ち、使い分けています。例えばローソンしか周りにないところでお金を出したい時にはローソンのATMが使える口座に別の口座からネット経由でお金を振り込むようにして使うこともできます。現状では今の地銀のWeb口座も残しつつ、引き落としをすることでどの銀行が一番自分にとってメリットがあるのかというような細かいことも考えつつ移行手続きをしていきたいと思っています。

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