UQモバイル契約への道 その1 加入審査に落ちた原因は?

前回紹介した常備バッグの中のモバイルアイテムについて、生かすも殺すも通信環境がどのようになっているかによるところがあります。外に出ている中でもタブレットでの通信を満喫するためには、やはり動画を通信制限に気がねなく利用できることが必須で、そのためのSIMプランの候補の中で決めたのが、UQモバイルの「データ無制限プラン」でした。

無制限と聞くと、過去の「データ通信無制限プラン」がユーザーの集中とともに一気にスピードが落ちたことをご存知の方も多いでしょう。さらにUQモバイルは、「格安スマホ差別」といわれる問題の渦中にある企業です。auと関係ある(WiMAXをauに提供)会社だけに、auとの相互利用の中で安定して高速を出す環境を都合してもらっているのでは? と言われていて(この点はあくまで推測に基づくもので真実かどうかは定かではありません(^^;))、来月から総務省の規則改正が行なわれることで、もしかしたら高速のスピードを他の格安SIM業者と横並びにされるのではないか(もちろん、他の業者のスピードの制限はゆるまっての話ですが)とつい思ってしまう通信業者です。しかし、この無制限プランというのは高速で常に接続しての「無制限」ではなく、高速とは比べるべきではない中速の500kbpsにスピードが制限された中での無制限なのです。一応UQモバイルのアナウンスでは全ての契約について、「直近3日間の通信量が「6GB」を超えた場合」低速に制限されるとされていますが、「データ通信無制限プラン」は何せスピードが遅いので、500kbps全開で動画を見まくっても、一日2GBずつ使いまくるのは相当難しいと思いますので、実質の「中速無制限プラン」ではないかと私は理解しています。

さらに、過去の他のデータ通信SIMを使った感想として、いわゆる最大200kbpsの低速と言われているスピードでも、OCNモバイルONEの低速なら(あくまで200kbpsのスピードが安定して出ている前提です)画質を下げて144pの最低画質なら全く止まらずYouTubeの動画が見られましたし、アベマTVやDAZNでも低画質なら十分に動画が見られました。もっとも、最低画質の場合にサッカーを7インチタブレットで見ると全体の様子がよくわからなかったりするくらいの粗い解像度なので、もう少し上の画質でも見られそうな200kbpsのだいたい倍の「中速」無制限のSIMがあればと思っていたのですが、その条件を満たすのがUQモバイルの「データ無制限プラン」だったわけです。料金も税抜1,980円で、それまで契約していたWonderlinkとイオンモバイルを解約すれば、毎月の利用料が同じくらいになります。さらに「データ無制限プラン」はいつでも解約可能なので、もしどこかで新しく良いプランが出たとしてもすぐに乗り替えられるのもいい点です。

そんなわけで、Wonderlinkとイオンモバイルの解約を完了させてからUQモバイルの「データ無制限プラン」について事前に情報を集めました。高速プランでは大手キャリア並みのスピードが出ることでも知られたUQモバイルですが、「データ無制限プラン」でも現状では時間に関係なく500kbpsのスピードが出ているということを確認しました。気にかかるのは先に紹介した業者間のスピード格差をなくすための総務省の通達後にどうなるかということですが、高速ではない状況が一気にスピードダウンするようなことが起これば、UQモバイルのユーザーが黙ってはいないでしょう。さすがにそんなことはないだろうということで、ネットショップから直接回線を注文しました。

しかしながら、正解にデータを入手して間違いない内容で申し込んだにも関わらず、申込翌日なって「加入審査結果のご案内」というメールが届きました。その時には、こんな手順を踏むのかくらいにしか思わなかったのですが、メールに書いてあったことを読んで思わず手が止まってしまいました。というのも以下のようなことが書いてあったからです。

(以下自動送信メールからの引用になります)

下記のお申し込みについて、加入審査の結果、お申し込みをお受けすることができませんでした。
お客様からのお申し込みは、一旦、お取り消しさせていただきますのでご了承ください。

(引用ここまで)

この文面は、クレジットカードを作る時に審査に通らなかったような感じの文章になっていましたので、自分が何か過去に大きな問題でも起こしたのかと本気で悩んでしまったのですが、実はこれには明確な理由がありました。

メールの後半にはきちんとした理由が書かれてあり、それが申込時に「口座振替/自動振込」を選んでしまったためであることがわかりました。UQモバイルは口座振替での決済ができるMVNOであるとことさらに強調するウェブページを見て、クレジットカードでなく口座振替にした方が、災害時にしばらく銀行口座に振込ができないような場合でも、コンビニ振込票で支払うことができるのは便利かなと思って、申込時に選んでもエラーにならなかった口座振替での支払いを選んだのですが、後から改めて調べてみたら、新規の場合は音声通話SIMの乗り換えでなくては口座振替できないようでした。そもそもデータ専用回線での口座振替契約は無理ということだったわけです。

個人的にはせっかくのネットからの申込なのですから、口座振替できないプランを選んでしまった場合にはエラーメッセージが出る仕様にして欲しかったのですが、このおかげで改めてクレジットカード決済で申し込まなければならなくなったのですが、その事が実は今振り返ってみれば良かったという結果になったから面白いものです。その2回目の契約については、ここから書くとまた長くなりますので、回を改めて書かせていただきます。


カテゴリー: モバイル活用ガイド | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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