台風に対する準備はお早めに

先日の西日本豪雨の際、かなり広い範囲にわたって今まで経験したことのない雨が降るというアナウンスが気象庁からなされました。現在この文章を書いているのは2018年7月26日から27日にかけてですが、その翌日の7月28日から29日にかけて台風12号が東海から関東地方に上陸するという予報が出てきています。

実はこの週末には私の住む静岡市では一番大きな花火大会「安倍川花火大会」が7月28日にあり、すでに桟敷席の販売もされるなど年に一度の花火大会に期待している人も多かったのですが、花火大会の実行委員会は花火大会の中止(延期)を発表しました。用意された花火については翌月に行なえないかということで調整中だということですが、詳しい日程などはまだ未定だということです。

このような決定に至ったのは、さすがに週末の土曜日にはやみくもに外に出ては危ないくらいの状況が予想されるからだと思います。ただし金曜日にはまだ台風の影響はなさそうなので、台風で飛ばされそうなものをしまったり、停電や断水というライフラインの一時的な滞りに備えてインスタント食品や水の確保、そして何より明かりをキープできるようにランタンやヘッドライト懐中電灯の用意を電池とともにしておくことが推奨されます。

個人的にはラジオは有り余るほど持っているのですが、さらに停電でもテレビが見られるよう、フルセグチューナー付きのタブレットと大き目の容量のモバイルバッテリーの充電を既に行なっています。私の持っているタブレットはクレードルにテレビアンテナが繋がる端子があるので、もし停電して自宅のテレビが見られなくなっても、アンテナをつなぎ直せば内蔵アンテナよりも安定してテレビ放送を見ることができるようになります。

停電をすると自宅のWi-Fiが使えなくなり、モバイル通信が使えればインターネットは利用できますが、高速クーポンを使い切ると動画ニュースやウェザーニューズのようなリアルタイムネット放送は使いずらくなるので、もし今使っていなくてもフルセグチューナーの付いたスマホやタブレットを持っている方は、自宅Wi-Fiが使えるうちにアプリやシステムの更新が残っているようだったら済ませておくのがいいと思います。

他には、もしどうしても台風のやってくる中で外に出なければならなくなった場合、恐らく雨傘は役に立たないと思いますので、安いものでもいいのでポンチョや合羽を用意しておきましょう。自転車用やバイク用のものがある方はそれを流用してかまいません。

このように、梅雨前線がもたらす豪雨とは違って時間の経過とともに動いていく台風というのは事前の準備をして災害に備えることができます。もちろん、実際には想定外のことも多く起こる可能性はありますが、地震のようにいつ起こるかわからないというものではないので、基本的にあらゆることを想定する中で、最新の情報を常に入手することを心掛けつつ、何が起こっても対応できるような心構えを持っておくことをおすすめします。

ちなみに、車で移動をする方に注意していただきたいのが、特に一般道を使って国道一号線を通り静岡市を抜けようとする方は道路の通行止め情報にご注意いただきたいと思います。現在でも国道一号線・東名高速道路が狭い地域を走り、そこに鉄道の東海道本線まで並走する「薩た峠」付近は台風が直撃しなくても台風による高波で通行止めや運休になり得ます。現在、薩た峠の迂回路がないということで地元では何とか迂回路を作ってもらえないかという話が出ているそうですが、現状では新東名に乗って移動するしか方法がありませんが、過去には山の中を突っ切るようにして作られた新東名において、山くずれが起こったという事故があったことがあるので、完全に安全とも言い切れません。

改めて言いますが、台風が直撃する中ではどうか車を使って外出をするのはどうしても行かなければならない用事がある時のみにし、さらに最新の情報で大雨や土砂崩れが予想される場合は無理に進まずに様子を見ることも大切になります。くれぐれも無理をしないで安全に進んだり留まったりできる場所や方法を探してみて下さい。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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