東京にパーク&ライド&車中泊 その5 都市と地方の違いを痛感

小田原市内の駐車場を出発して30分以上かかったと思いますが、一般道から東名海老名サービスエリアに入場することができる「ぷらっとパーク」という一般車両向けの駐車場に到着したのは、まだ午前6時前のことでした。写真は海老名サービスエリア上りの一般道からの歩行者用入口です。

日頃この施設を利用している方なら当たり前だと思うことかもしれませんが、駐車場に入ってすぐに地方の同様な施設との差を感じてしまいました。一般車の駐車施設は上りと下りの両方にありますが、上り方面に近い駐車場の方が広くわかりやすかったので、まずそちらの駐車場に停めたのですが、24時間開いている駐車場ではあるものの、利用時間について「3時間まで」という表示があちこちにされていました。このローカルルールは海老名サービスエリア周辺にある他の駐車場でも同じルールで、基本的には車中泊はできませんし仮眠をするにしても制限時間を設けられるということになります。おそらくネットの口コミを事前に調べればこうした情報を入手できたでしょうが、完全に行き当たりばったりで海老名のぷらっとパークで車中泊をしようと思っても、注意されてトラブルになる可能性がありますので、まずはその点には注意しましょう。細かい内容については写真を撮ってきましたのでそちらの方でご確認下さい。

駐車してからとりあえず上りのサービスエリアに入りましたが、やはりというか下りとの施設の差は歴然としています。これは、単純に早朝に出発し朝食や休憩利用でサービスエリアを利用するお客さんが多く、逆に帰りには海老名以外のところで買い物や食事をすませてしまうとそこまで多くの人がサービスエリアに寄らない(あくまで下りに比べての話ですが)ためではないかと考えたりしました。ちなみに、メロンパンで有名な「ぽるとがる」や、吉野家があるのは下りです。

上りにもメロンパンを売るパン屋さんは入っていますが、営業は7時からということで早朝のお客さんにとっては残念なことになっています。ただ、一般道の出入り口を使って反対側まで歩くこと10分少々で下りのサービスエリアに移動することができますので、高速道路を使っている方でも下りのサービスエリアのお店や施設を使いたい場合には歩かなければならないものの利用は可能です。

一般道からの駐車場は、上り駐車場から東名高速をまたぐ直前にもう一カ所ありますが、こちらのほうは住宅に隣接しているためか写真のように午後6時でクローズしてしまいます。下りの一般道から入ることができる駐車場は台数が限られるため、下りの駐車場が満車になっている場合、日中の利用なら東名のすぐ近くの駐車場利用の方が下りの施設を使いたい場合にはおすすめでしょう。

下りの方は何と言っても吉野家さんが24時間営業で朝定食のメニューも充実していて6じ前だというのにもう行列ができていました。メロンパンのぽるとがるさんは本店が午前6時からの営業でしたが、メロンパンを売る専用売場の方は6時前から店員さんがいて購入可能でした。この辺も週末のレジャー利用を見込んで売り時を逃さないしたたかさが感じられます。そういう意味ではもし早く出発できるなら、午前6時前後に朝食やメロンパンの利用をしていたほうが混まないうちに食事や買い物を完了できるのでおすすめかと思います。

というのも、ご飯を食べて時間調整をする前にと、まだ下りの駐車場が満車にならないうちに、最初に停めた上りの24時間開いている駐車場に戻り、そこで車中泊のために広げていたシュラフとコットを片づけてから改めて車で移動して下りのサービスエリアに入ったところ、もはや館内の食事スペースは満員になっており、外にある席もかなり埋まってきていました。午前7時過ぎでもこんなに週末には人が集まるのかと思いましたが、大勢の人が移動するゴールデンウィークにはさらにひどい混雑になると思います。関東から西に車で出かける場合には早めの海老名到着を心がけるか、もう少し走ってから朝食をするかの決断をしたほうがいいのではと思います。

しばらくはサービスエリアで時間調整をし、午前8時過ぎに車で出て、何とか無事に鎌倉の店舗に着き荷物を受け取り、そこからは予定もないので休みつつ走って、比較的余裕を持って帰ってくることができました。ところどころ認識の甘いところはあったものの、次回があるとしたらここで問題にしたところをつぶしていけばいいので、同じような飲み会があっても何とかなるのではないかというのが今思っているところです。

今回の行程を振り返ってひとつ思うところは、キャンピングカーのように自分の車をしたいと思うなら、やはりいつ何が起こっても利用できるポータブルトイレの設置をまずは考えるべきだということです。今回はたまたまトイレを探して切羽詰まるような状況はなかったので良かったですが、もし実際にそのような事が自分ないし同行者の中で起こったとしたら、車内で生理現象に対処できれば、今回の行程の中で急に体調を崩したとしても何とかなるでしょう。設備を整えれば、車中泊場所を決めるときにも公衆トイレの有無を気にする必要はないので、今回以上に自由な計画を組むこともできるでしょう。

ただ、私の乗っている今のホンダフィットでは、コットを設置しつつポータブルトイレを車内に設置しようとすると、他の荷物をいったん外に出したり戻したりという作業が必要になるので、個人的には車を替えない限りは同じ問題を持ちながら車中泊を続けることになるでしょう。次回車を買い替える場合は、そんな事も考えて選ぶのがいいかなとも思ったここまでの報告が、さし当たってのゴールデンウィークにおけるみなさまの長距離ドライブの参考になれば幸いです。


カテゴリー: 車中泊実践編 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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