神奈川県限定? 事故情報に特化したカーナビアプリ

私の車にはカーナビが付いているものの、地図が古すぎるという理由でスマホのアプリ型式のカーナビを使うことがほとんどですが、たまにとんでもないところや細い道を平気で案内するようなことがあるので、あまり大きな車を運転する時には一般道優先よりもおすすめ設定にして使う方がいいかなと思っているのですが、スマホ用のカーナビアプリの新しい流れとして、トヨタ自動車と神奈川県警が組んだ新たなアプリの開発が始まったという興味深いニュースがあります。トヨタの開発しているスマホ用カーナビアプリは「TCスマホナビ」がありますが、このバージョンアップ版なのかも知れません。

これは、神奈川県警が神奈川県内で発生した人身事故約15万件の発生日時やその時の天候、さらに事故の情報や当事車の進行方向がデータ化されていて、2012年から16年のデータを2017年5月にトヨタの方に提供済みということです。アプリの方は2019年の公開を目指しているということですが、具体的にどのような仕上がりになるのかといいますと、当然事故を未然に防ぐようなものになるようなことが考えられます。

まだ具体的な内容までは発表されていませんが、今までのカーナビでも「この交差点は事故が多発しています」というような注意喚起が音声でされるような機能が付いているものがありました。ただ、今回発表された内容によると、より細かい重大事故の情報が付き、ドライバーは初めて通る道であっても何が危険なのかということを音声と画像の両方で理解できやすくなるでしょう。トヨタの発表では「歩行者注意」「追突注意」など10パターンのアイコンを表示したり、音声で具体的なアドバイスをしたりするような仕組みを考えているということです。

そうした機能をうまく使えばそれこそ、急に小さい子が飛び出してきやすい道がわかれば、むやみにスピードを出して走行するような事になると自分の注意が及ぶ範囲を外れるような所で事故の当事者になってしまうわけですから、このような情報が走行しながら手に入れば、自動運転が普及する前であっても道路事情を知らない事による事故は避けられるのではないかと思います。

ただ残念なのは、このような取り組みは国内初であるということから、まだ全国の警察からデータを得てカーナビアプリを作れるだけの環境が整っていないことなのではないでしょうか。それでも、トヨタ自動車が出すカーナビアプリがどのくらい世間に受け入れられるかで一気に警察の事故データが網羅されたカーナビアプリの全国版が作られる可能性もあるのではないかと思います。まずはどんな形で仕上がってくるのか、来年のアプリ登場(バージョンアップの可能性もありますが)を期待したいと思います。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す