実店舗で買い物をした場合のレシートの理処について

最近は何でもネット注文して買うこともできますが、やはり買ってすぐに使いたいものは実店舗で購入することになります。それこそ100円ショップからコンビニ、デパートまで様々な店舗があるわけですが、店舗でレシートをもらわなかったりお店にあるレシート入れに放り込んでそのままお店を出てしまう方も結構いると思います。

こういう方は、財布の中にかさばるレシートを増やしたくないという気持ちがあるのだろうと思いますが、領収書を発行してもらえば別ですが、レシートが唯一お店で買い物をしたという証明になるという、しごく当たり前のことですが、レシートをある程度は持っておかないと困る場合というものがあるので、今回たまたま私が遭遇した事について紹介させていただきながら、その必要性についてご理解いただける部分があればと思います。

先日、某大型家電量販店に出向き、USBメモリを購入しました。私個人が使うのではなく、他人に大き目のデータを渡すために最低限のデータが入る程度のUSBメモリをできるだけ安くということで販売棚を見ながら最安の製品を購入しました。当然レシートは貰って自宅に持ち帰っています。

そのUSBメモリはどのメーカーが作っているかすらわからないで購入してしまったものでしたが、その安さゆえか、いざデータのコピーを行なおうとして不具合に見舞われてしまったのです。というのも、複数のWindows10の入ったノートパソコンにUSBメモリーを差したところ、ディスクのドライバの不具合ということで何回やってもエラーになってしまいました。何とかドライバをネットで検索してでも正常に認識させたかったのですが、何をどうやってもうまくいきませんでした。

こうした、購入したものの何か不具合が起きた時にレシートというものは生きてきます。というのも、もし私がレシートを捨ててしまってその状態で購入店に持って行ったとしても、お店のどの店員が対応したのかを思い出すことも難しく、そもそも論として家電量販店側は、いくら初期不良が出た現物を持ち込んでも、その店で購入した証拠としてのレシートを提示しない限りは、メーカーに直接問い合わせてくださいと言うしかありません(あくまで一般的な対応の場合ですが、かつて偽装肉を知らずに売ってしまった大手スーパーがレシート無しでも返金に応じると発表したため、実際買ったかどうかすら怪しい人にも返金をすることで大きな金銭的負担になったこともあるので、基本的にはレシートと引き換えという形を徹底すべきだったのではないかと個人的には思っています)。

今回の私の場合は、パッケージの全てのUSBメモリ本体に加えてレシートを出して初期不良かどうか確認してもらうことにしたのですが、実際に売り場にあるノートパソコンにUSBメモリを差して確認したところ、初期不良の疑いが強くなったということで、店頭に残っていた同じ製品と交換し、さらに実際にまた初期不良にならないか確認した上で対応していただきました。金銭的には大したことではないのですが、それでもせっかく購入したUSBメモリに出したお金をまるまる諦めるというのはあまり気分のいいものでもなし、また量販店側としても多くのUSBメモリがそうであるように、今回購入したUSBメモリにも永久保証がメーカーから付いているので、量販店側の損失というものもなかったのではないかと思います。

今回はUSBメモリについての話でしたが、例えばお店で買った惣菜やお弁当によって食中毒かも知れない体調の急変があったような場合、レシートが残っていれば「いつ」「どこで」「何を」購入したかがすぐにわかりますので、事実関係の確認についてはレシートを持っていくことで簡単にでき、その後の対応も早くやっていただけることになるでしょう。少なくとも一両日中くらいはレシートは保管しておき、買ったものに不具合がないことを確認した上で破棄するようにするか、現金でなく電子マネーやクレジットカードで購入することで購入遍歴をネット上に残すような購入方法を検討すべきだと思います。

そして、電子マネーなどキャッシュレス決済を進める方へご一考いただきたいのが、過去にさかのぼって簡単にいつどこで何を購入したのかということをお店にわかるように示すことができるようなサイトやアプリの工夫がお願いできれば、紹介した偽装肉騒ぎのようなことも起こりにくくなり、スマホがあればレシートで財布がパンパンになることなくなるかも知れません。将来的には、スマートにお金を使いながらいざという時の買い物データを店頭でも得られるようにできることを願っています。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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