駿河湾フェリー撤退の情報

時代とともに公共交通機関の有様も変化していく中、ついに地元でもこんなニュースが入ってきてしまいました。清水港と伊豆の土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」が2019年3月末で撤退するということが決定したようで、地元紙のトップにその情報が掲載されていました。

西から静岡県に入り、伊豆方面を目指す場合普通は東名や新東名を使って沼津から伊豆半島を目指す人が多いと思いますが、昔から伊豆方面に入る道は渋滞の名所になっていますが、それでも新東名を通って沼津から伊豆方面に来る人が増えてしまうと、なかなか営業的にも大変であろうということは想像できましたが、そんなに経営が大変だとは思いませんでした。

個人的には、何とかオリンピックで盛り上がる2020年までフェリー航路が残っていれば、自転車を使ってオリンピックの行なわれる伊豆地方に乗り込んでもらえるように思えたのですが、本当にそこまでの体力もないというのが正直なところなのでしょう。

個人的にはこの駿河湾フェリーも使える1日静岡県の富士山関連の世界遺産を回ることのできる「富士山満喫きっぷ」の利用価値が下がるというのがもったいないような気がします。一日の周遊区間については以下のリンクを見ていただきたいと思いますが、土肥港から先にはこのきっぷでは進めないというのがネックといえばネックです。ただ、最後にこの航路に乗って土肥温泉で汗を流し、フェリーで往復してから富士山の方へ向かうというようなことでも十分楽しめると思います。車で来る場合には清水のフェリー乗り場付近には一日定額の駐車場もありますので、うまく活用すれば車で行っても十分に楽しめるでしょう。まだ十分に間に合いますので、このきっぷを使った旅をされてはいかがでしょうか。

http://railway.jr-central.co.jp/tickets/fujisan-mankitsu/

ただこのきっぷを含めて、駿河湾フェリーの事はあまりにも県外の人に知られていなかったのではないかというのは事実でもあります。昔はそれこそ、田子の浦港からも土肥港行きのフェリーが通っていたのですが廃止になってしまい、今回の全面撤退へとつながってしまいました。過去には明石海峡大橋の開通による「たこフェリー」も明石海峡大橋の開通によりその役割を終わるように廃止されましたが、今回の駿河湾フェリーの撤退には多少なりとも新東名の開通と伊豆縦貫自動車道の整備が関係しているわけで、車で移動する範囲が広がったり便利になったりすることによってその勢力範囲も変わってくるわけです。

フェリーというのは天候によって欠航になる可能性のある乗り物ですが、車や自転車、バイクで移動している人がフェリー上船中には運転しなくて済むというドライバーにとってのオアシス的な用途もあり、さらに港に駐車場を用意してあれば、フェリーに車を乗せずに港の駐車場に置いたままパークアンドライドの手段も取ることができます。全国に残るフェリー航路はまだ多くありますので、機会を見付けて多くの航路に乗ってみたいなと思っています。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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