SONY Tablet P 3G+Wi-Fiモデル SGPT211JP/S

Dsc00826

 以前、パソコンを使って外から仕事関係のネット接続が必要だという知り合いにiiJmioの950円SIMカードを紹介し大変有り難がれていたのですが、その方から改めての依頼を受けていました。

 今まではパソコンからのみ仕事用のツールが提供されていたのが、最近になってandroidやiPad系のタブレットでも同じようなことができるようになり、できれば飲み会の席で急にアクセスが必要になっても対応できるようにスーツの胸ポケットに入るようなタブレットはないかとかなり無茶な依頼だったのです(^^;)。とりあえずは発売になったばかりのiPad miniとか対抗で安値で出ているNexus7あたりとWi-Fiルータの組み合わせを紹介しようと思っていたのですが、最近いろんなお店で、今回紹介するSONYのTabletのうちPシリーズが予備電池やケースとセットで2万円ちょっとで売りに出ているのを発見し、これだと思ってその方に連絡しました。そうしていろいろ見ているうち、つい私も使いたくなってしまい、またモバイル端末を増やしてしまったという次第です(^^;)。およそ1年前に出たタブレットですが、すでに販売当初のandroidのバージョン3から4.03へのアップデータが提供されていて、しかもWi-Fiルータを必要とせずFOMAカードによる通信ができるSIMカードスロットを備えています。ちなみに、SIMカードは通常版なのでSIMカードの種類によってはアダプターが必要になりますので注意しましょう。私の場合もその方の場合も通常版のSIMでIIJと契約していたので、特にSIMカードを変更することもなく使えることがわかっていたので移行もスムーズに行きました。

 本体を取り出してのセッティングの際、ある程度(半分以上か?)のバッテリー容量がないとandroidのバージョンアップ作業ができませんでしたので、とりあえずはバッテリーの充電をしっかりしておいてと連絡し、一通り業務用のツールを使えるようにセッティングしてあげたのですが、その方はパソコンのキーボードは使い慣れているものの、スマートフォンの特別な入力の仕方についてはほとんど予備知識がない状態だったので、Tablet Pの独自の入力環境は実に有り難かったです。

Dsc00827

 写真のように、文字入力が必要な状況になると、二画面あるうちの下半分にキーボードが出てきます。小型のキーボード付きマシンを彷彿とさせる出来で、かなりスムーズに入力することが可能です。今までソニーがどのような売り方をしてきたのかわかりませんが、パソコンは習っていてある程度キーボードに慣れ親しんでいる人ならばいわゆる中高年向きに結構売れて、今安くなっているような状況もなかったように思えるのですが。

Dsc00828

 そして、やはり特徴的なのが2分割された画面です。多くのアプリケーションで上の画面のみ使うか2画面を両方使うかを選択できるので、上下で切れる部分はありますが領域を広く使うことができます。こうした形を見て多くの人が思い付くのが電子書籍のリーダーとしての使い方だと思いますが、写真はアプリの「縦書きビューワー」を使って表示を行なったものです。「縦書きビューワー」は青空文庫にも対応していますので、いわゆる名作をいつでもどこでも文庫本を読むような形で読むことができます。文字の大きさを「大」にしてもそれほど大きくはならないのが残念ですが、お金をかけないで過去の遺産を楽しむだけならこの組み合わせでも十分でしょう。

Dsc00829

 もう一つ、あまりこの機種で語られないメリットがあります。充電用のACアダプターは5V2Aのものになっていて、端子の形状はPSPで使われている一般的なものです。つまり、ケーブルはPSP用に出ているものが流用できますし、外出用にUSB端子の付いたACアダプターやシガーソケットアダプターを用意する場合はiPad用の5V2Aをカバーする製品を流用するだけで済みます。私の場合はすでに両方を持っていましたので、電源周りの新たな出費はしなくてすみました。あえて言うなら付属のmicroSDカードの容量が2GBと少ないので、必要に応じて大容量のものを支度しておけばいいでしょう。

 実は先日紹介したばかりのHONDAが提供するツーリングマップルはすでに持っているGalaxy Tab初代機ではバージョンが古い関係でインストールできなかったので、今回このタブレットを入手し、二分割ながら大きな画面で地図を一覧表示できるよりになり、購入できてよかったと思っています。ただ、この端末にIIJmioのSIMカードを入れてしまうと、スマートフォンに常にSIMカードがない状態なので、ここは思い切って月490円のDTIのSIMカードを増やすことにしました。使い勝手などは改めてここで紹介することができると思います。


スポンサーリンク

コメントを残す