スマホの通信料金は細かい内容も確認してからお店へ

最近また、官房長官が現在の携帯料金は4割引でもいいと発言するなど、何かと大手キャリアの通信料金について話題になっていますが、そんな中で出てきたのがキャリアの中の一つソフトバンクの「ウルトラギガモンスター+」というプランです。コマーシャルでは月額3,480円からという数字を押し出して販売攻勢を掛けていますが、広告の恐ろしさと言いますか、普通にお店に行ってこの金額で加入できるのかとか、本当にこの金額でずっと使えるのだと勘違いしてしまう方もいるかも知れません。そうした考えでソフトバンクのお店を訪れた場合、様々な要因で毎月の料金が変わってくることがわかったとしても、人によってはなかなかその場で契約を止めることができずに不本意な思いを抱えながら加入してしまうようなこともあるかも知れません。

個人的には新しいプランが出た場合は、まずは「期間割引」「期間割引」「オプション料金」についての正しい情報を持っていないと、勢いで契約してしまっては結局高くついてしまうということになります。ここでは、最安3,480円という「ウルトラギガモンスター+」がどのような内訳で成り立っているか、細かく見ていくことにします。

まず、どのプランもそうですが、「通話基本プラン」と「データ通信プラン」がセットになっているのが携帯電話のプランの特徴です。この他に「プロバイダー使用料」として月額300円(税抜)くらいの料金が加算されることもありますが、「ウルトラギガモンスター+」ではこうしたプロバイダー料金の設定はないようです。何の割引やオプションも付けない場合、「ウルトラギガモンスター+」の料金は以下のようになります。

・通話基本プラン 1,500円
・データ定額50GB そのうち各種SNS動画サービス利用無制限 5,980円

これらの合計で7,480円/月が一人で契約し、一年間の割引が終了した後の毎月の料金になります。また、オプションとしてテザリングをしたい場合には毎月500円がかかり、通話についてもスマホの場合5分以内通話放題ではオプション料込みで2,000円、時間無制限の通話放題では同じく3,000円が通話料金として毎月かかります。

ですから5分定額でテザリングをしたい場合は8,480円、通話定額が希望なら9,480円が何の割引もない中でかかってくる金額であることをまずは理解しましょう。そこから最初の1年間は毎月1,000円の割引、ソフトバンクの光インターネットのセットにすることで更に1,000円引、そして「みんな家族割」で家族の加入人数が4人以上いた場合には2,000円割引されます。合計の割引金額は4,000円になりますが、契約から1年後には割引の総額は3,000円になることも注意して下さい。つまり、家のインターネットもソフトバンク光で、家族の全てのスマホがソフトバンク(家族の範囲にはソフトバンクの規定するものがありますので、ホームページでご確認下さい)で揃っている事が必要で、そうなると格安SIMのMVNOを使うという選択はその家族ではなくなってしまうわけです。

あくまで私の感じでは、スマホで動画を見るくらいなら楽天の最低1Mbpsが使える「スーパーホーダイ」でも十分だと思いますが、楽天モバイルをはじめとする格安SIMの会社では、通話無制限の仕様がなく、その仕様を使いたい場合は大手3社のプランから選択しなければなりません。私の場合は基本的に通話定額プランをスマホでなくケータイ使用のプランにしてデータ通信のみを格安SIMで使い分けていますが、全てを一台で済ましたいということになると、ここまで紹介してきた「ウルトラギガモンスター+」に興味を引かれるということはあるかも知れません。

ちなみに、今回の「ウルトラギガモンスター+」で「カウントフリー」になるサービスは以下の通りです。

・YouTube
・Abema TV
・TVer
・GYAO!
・hulu
・LINE
・Instagram
・facebook

見て思うことはドコモとくっついたDAZNやauとくっついたNetflixは入らず、huluやTVerなどのサービスが入っているものの、私も使っているアマゾンのサービスも、多くある音楽配信サービスについても入っていないので、それほどカウントフリーのメリットがあるのか、使っている人にとってはまずは自分がどのサイト(アプリ)を使っているのかをよく考えるべきでしょう。個人的には低速でもAbema TVやDAZNが一応見られ、音楽配信サービスとネットラジオがほぼ滞りなく聞けるOCN モバイル ONEの一番安いプランでもSNSではそこまでスピードは要求されないので個人的には満足できるのではと思えますし、YOUTUBEがどうしても出先で見たいのなら、それこそ先に挙げた楽天の「スーパーホーダイ」やBIGLOBEのエンタメフリー・オプションも選択肢に入ってくるでしょう。

もちろん、ソフトバンクの回線を持っていればソフトバンク同士の通話で優遇のある「おうちのでんわ」のようなサービスもありますので、全て格安SIMが良いということはないのですが、くれぐれもコマーシャルや広告を見て新しいキャリアのプランに飛び込む前にしっかりとその内容を把握して、連呼される金額に踊らされることなく納得して新プランを検討することをおすすめします。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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