so-netから満を持して登場「0sim」は通話用プランとしても魅力的

 2015年のクリスマスに、とある雑誌の付録として付いてきたデータプランのnanoSIMカードが、ついに一般にも販売されることになりました。それがso-netが出した「0sim」というプランです。詳しい内容を知りたい方はまず以下のリンクからご覧下さった上で続きをお読み下さい。

http://lte.so-net.ne.jp/sim/0sim/

 このプランの画期的なところは、500MB未満までの請求額が0円となる価格破壊といえる設定でしょう。とにかく毎月500MBを超えないように運営ができれば全く請求がなくデータ通信を続けられるのですから。もし500MBを超えたとしても100MBごとに100円ずつ2GBまでは請求料金が上がっていきます。2GB以降は5GBまで高速通信が使え、それ以上は低速に規制されます。この場合、データ通信専用SIMの場合は1,600円(これ以降の金額は全て税抜き)にユニバーサル料金が加算されるわけですが、請求額が発生しなければ料金は0円のままです。そうしたことがわかった上でこのSIMが付録に付いた雑誌がプレミア価格が付くほど売れたわけですが、so-netからこの「0sim」プランが正式に発表されましたので、誰でも気軽に申し込むことができるようになりました。

 雑誌の付録に付いていたSIMカードはnanoSIMカードで、もしmicroSIMや標準SIMを使いたい場合は、雑誌の購入代金とは別にSIM交換料金の3,000円がかかりました。さらに、SMSや通話機能を使いたいような場合にも、データ通信用のSIMしか選択肢はありませんでしたが、このプランにはmicroSIMや標準SIMだけでなくSMSオプション付き(月額150円~)、音声プラン付き(月額700円~)のものも選ぶことができるようになっています。

 このプランが雑誌の付録として出た時には0円ということだけが注目を集めましたが、とにかく安くデータ付き音声プランを契約したいという方には月額700円でスマホも使いながら毎月の料金も700円から2,300円+通話料で維持できるのに興味を持つ方も多いでしょう。もちろんMNPで番号そのままに移行することもできます。

 あくまでデータ通信を0円で使いたいという場合は、設定したデータ通信量になると通信をストップすることができるスマホ用のアプリやモバイルルーターの利用がいいでしょう。その他に、この契約をサブ契約にして、メイン契約で高速クーポンを使い切った時の予備として使うというのも有りでしょう。

 そうした使い方がこの「0sim」のメインの使い方だとするなら、通話は待ち受けがほとんど、データ通信も自動的に解約になってしまう3ヶ月の間にそれほどしないということで、このブログで度々紹介しているエイビットの「ホムテル3G」に入れて月額700円コースで加入するのが面白いかも知れません。別に電話番号の前に「プレフィックス番号」を付けて掛けることで通話料金が半額になるサービスに加入し、「ホムテル3G」でプレフィックス番号を自動的に付けられるように設定すれば、こちらから電話番号を表示して通話しながら通話料は半額で済ますことができます。「ホムテル3G」はWi-Fiによるテザリング機能もあり、インターネットを使う時だけテザリングをONにすれば、データ通信料も節約できるでしょう。となると、端末自体は高いものではあるのですが(^^;)、毎月の電話とネットを入れた通信料の最安に近い結果を引き出すことができるようになります。

 果たしてso-netがいつまでこのプランを売り続けてくれるのかわからない部分もありますし、雑誌と同じように人気が殺到して時間の経過とともにSIMが自宅に届くまで待たされることもあるかも知れませんので、興味のある方は早めに申込むのがいいのではないかと思います。


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