やっぱりSMSでの連絡手段は確保しておくべき

格安SIMの価格を語る場合、例外なく最安値というのはドコモ・ソフトバンクのMVNOの場合にはSMSオプションが付かない場合の金額になっています。auだけは例外で、あえてSMSを付けていなくても自動的に付いてくるというイメージで、au回線のMVNOを契約する場合は通話なしのデータ通信専用のものであってもSMSが使えます。

実は昨日、友人のご不幸がありただちにその情報を回す必要に迫られたのですが、全ての人のメールアドレスを知らず、当然LINEの登録もしていない人については固定電話か携帯電話に直接電話するしかありません。しかし、普段全く電話していない人に電話する場合、頻繁に電話番号を変えているならばなおさら、相手側が私が電話をしたことがわからず、不審な電話ととらえて電話を取ってくれないようなケースもあったりするのです。

その際、もう一つ考えなければならないことは、それまで聞いている電話番号に変更があった場合に全く知らない人に連絡事項が聞かれてしまう可能性があるということです。ですから今回の場合も留守電にその内容を入れることに躊躇することがあり、考えた結果、携帯電話の番号にSMSを打つことにしました。そのSMSに自己紹介を入れ、コールバックを促せば、番号変わりによる間違い電話を掛けてしまう恐れはなくなります。

そうしたらほどなくその友人から電話がかかってきて、案の定自分の番号が誰のものかわからないので出なかったということでした。そこで少し話をして、葬儀の場所と時間についてもSMSで送信することで、内容を間違いなく伝えることができました。こういう連絡は迅速さとともに正確さが求められるので電話しながら口頭で内容を伝えると正しく伝わらない場合がありますので、何とかうまく伝えられてほっとしました。

こういう事はめったにあるものではありませんが、私の持っている格安SIMはことごとくSMSオプションを付けていないデータ専用SIMで、中にはSMSオプションの設定のない、WonderlinkのようなMVNOもあるのでMVNO一本でデータ通信だけ使うという方は注意が必要です。

ちなみに、通話のできるSIMの場合はどの回線であってもSMSが使えるようになっていますので、その点では安心です。かく言う私も通話専用で使っているガラケーからSMSを送信したのですが、その場合の料金は一通ごとの料金(送信一通税抜価格3円)になります。私の場合は定額無制限の契約なのでその金額に送信分がプラスされますが、ドコモの3Gプランのうち無料通話分がある場合にはSMS送信料も無料通話分の中から差し引かれるので、無料通話の範囲でなら料金の足は出ません。

もし、普段は全く通話を必要とせず、SMSを必要に応じて使うという事があるなら、SMSの送信料が月5通まで無料で使えるのがOCN モバイル ONEのSMSオプション付きのデータ通信カードです。1日110MBコース(税抜1,020円/月)なら低速になっても低画質で良ければAbemaTVやDAZN、YOUTUBEも途切れることなく見られ、音楽系サービスも安定しているのでドコモ回線では一番のおすすめです。

OCN モバイル ONE

また、先に説明したようにau回線の契約ではSMSオプションを付けなくてもSMSができるので、他社のSIMではオプション料金として120円から150円くらいかかることを考えると、ドコモ・ソフトバンクと比べると月約40通送信してSMSオプション分送ったということになるので、今まで多くのSMSを送って利用している方は、大手ではmineo、UQモバイル、IIJmioやBIGLOBEでau回線が選べるプランを出していますので、こちらの方からデータ専用SIMを考えてみてもいいかも知れません。

mineo
【UQモバイル】
IIJmio
BIGLOBEモバイル

ただ、各MVNOは昔のようにデータ通信専用のSIMよりもスマホとセットでSMSもオプションを付ける必要のない通話SIMを前提に提供しているという状況とは変わっているのかも知れません。しかしながら単に「安いから」という理由でSMSオプションを外したり、最初からないところで契約すると、今回の私の場合のように不便に感じることもあるかも知れないということだけは頭に入れておき、今のご自身のデータ通信専用の契約が昔契約したSMSオプションのないものであるなら、今後の使い方によっては見直した方がいい場合もあるということを覚えておきましょう。


カテゴリー: モバイル関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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