観光施設のシャトルバスを観光に組み入れると

私は静岡市に住んでいますが、静岡市の観光は11月初旬の大道芸ワールドカップというイベントがあるものの、駅周辺の観光以外でおすすめしたいのは国宝の久能山東照宮参拝といちご狩りというコースだったりします。いちご狩りは今は苗の生育期だそうで、年明けからいちご街道と呼ばれる久能山東照宮への道に名物の「いちご娘」が出始め、いちご狩り自体は5月のゴールデンウィークくらいまで楽しむことができます。

さらに、冬の時期は空気も澄んで晴れることが多いので、いちご狩りを楽しんだ後で富士山の全景を見ながら世界遺産の三保の松原まで足をのばすような予定を組むなら、1月から2月あたりのうち、正月休みの混雑も落ち着いた一月中旬から下旬あたりで静岡県地方が晴れている時に出掛けるのが最高ではないかと思います。

最近になって、久能山東照宮まで上る石段の下から若干静岡市街寄りの少し離れたところに、一日200円で停めることのできる駐車料金入れの置かれた無人有料駐車場があり、車で来る場合にはそこの利用がおすすめです。そこに車を置いた上でいちご狩りや久能山東照宮への参詣まで楽しんだ方が、石段の真下にある管理人のいる駐車場に停めるよりも安く時間を気にせずに観光することができます。

ただ、家族総出でいちご狩りに来たものの、石段を登って東照宮の本殿に歩いて登るのは体力のある大人でも大変なものです。石段は上まで行くと1159段もあるので、親子孫の三世代で観光に来たものの、祖母祖父世代は石段登りをパスしてゆっくり休みたいような人がいる場合、別の選択肢もあります。これは私が地元の方に聞いた話なのですが、東照宮近くなある大江戸温泉物語グループの経営する入浴施設「天下泰平の湯 すんぷ夢広場」(名称が長いので以下よりの名称は「すんぷ夢広場」とさせていただきます)では、無料シャトルバスのサービスを行なっており、施設利用者へのサービスの一環として「JR静岡駅南口」から施設までの路線だけでなく、施設から東照宮石段下まで路線を伸ばしているというのです。

「すんぷ夢広場」の駐車場は施設利用者については無料になっているので、一旦車を「すんぷ夢広場」に置いて、温泉に入るグループと東照宮へお参りといちご狩りのグループに分かれてシャトルバスで石段前まで往復するようにすれば、駐車料金を掛けずにしばらくゆっくりしたい人と目一杯観光したい人とを分けることができます。

また、どちらも楽しみたいという場合には、車で「すんぷ夢広場」に車を置き、シャトルバスで先に東照宮にお参りやいちご狩りを済ませてから「すんぷ夢広場」に戻り、石段の昇り降りで疲れた体を一旦リセットするために入浴して帰るというパターンも使うことができるでしょう。

シャトルバスの運行については施設側の好意ということなので施設を利用しないで乗るのはご法度ですが、JRを利用して静岡駅で十分に時間があるなら、新幹線の改札を出て左側が南口なので、そこから「久能山東照宮」→「すんぷ夢広場」というコースで観光とお風呂を楽しむプランもできるでしょう。

入浴料金は大人の場合、平日700円、土・日・祝日900円ですので、多くの場所を回る場合は乗り放題切符を買って入浴はしない方が安く上がる場合も考えられますが、こういうシャトルバスを有効利用する手もあるという一つの選択肢として活用されるのはいいのではないでしょうか。シャトルバスの時刻表については以下に「すんぷ夢広場」公式サイトへのリンクを貼っておきますので参考にしてみて下さい。

http://sunpu.ooedoonsen.jp/

この内容を見ると、営業時間は午前6時からなので、深夜のうちに仮眠を取って車で施設に入り、朝風呂と朝食を堪能した後シャトルバスで石段下まで行って午前中に観光を済ませてしまうという手もあります。車を使う場合はなかなか他の交通機関を利用する機会はないと思いますが、今回紹介したように大きな入浴の行なえる有料施設では、駅や周辺観光地までのシャトルバスを運行しているところもあるので有効に使えるものなら使った方がいいと思います。旅行に出掛ける先が決まったらその周辺にある観光施設や入浴施設などで独自にシャトルバスを運行し、その路線はどこまで行っているのかという事も確認してみるのもいいでしょう。


カテゴリー: 地域情報・イベント | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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