SANYO ICレコーダー ICR-PS401RM

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 買い物のタイミングというものはいろいろありますが、SANYOのICレコーダーの現行モデルが投売りされていていました。とある家電量販店で店頭価格の金額の半額で売られていたのを発見し、しばし悩んだ挙句同様のレコーダーがあるのに追加購入してしまいました(^^;)。録音機材としてレコーディングウォークマンをかなり高値で買っていた頃と比べると、これだけの小さなもので高音質デジタル録音ができてしまうというのはそれだけでもすごいと思いますが、パソコンにコピーしてしまえばメディアも格安で出力できるようになり、この点においてはいい時代になったものだとしみじみ思います。

 以前紹介したICR-PS502RMと並べてみましたが、全体的に質感は悪いものの、画面も大きくなりボタンの数が増えて操作しやすくなっています。機能的にはICR-PS502RMにあるズームマイクが省略されているものの、ステレオマイクの質感は良く、PCM録音のビットレートが44.1kHz(CDのクオリティ)だけでなく48kHzにも対応するなど良くなっている部分もあります。講義の内容を教室の一番後ろで録音するような用途ですとICR-PS502RMや、現行機ではズームマイクの付いたICR-PS511RMの方がいい場合もありますが、旅の記録を残すという意味ではこちらのもので十分すぎるほどだと思います。

 発売日が2010年11月26日というまだ出てまもないのに、なぜ投売りのようなことをされているのか、ふと考えたらその理由がわかりました。三洋という会社自体がパナソニックに吸収されてしまうため、これらICレコーダーのブランドも消えることになり、今のラインナップをSANYOのロゴで売り続けることはまずいということがあるのだろうと思います。ネット通販のアマゾンでもすでに入手できないようになっていますし、店頭の在庫もあるだけといった感じになっています。しかし、まだ普通の価格で売っているショップも多くありますので、状況によってはSANYOのICレコーダー自体が投売りされる可能性もあるのかも知れません。

 車中泊の旅とICレコーダーとの関係については以前も書きましたが、旅の記録を付けるための口述筆記用に使ったり、旅先で出会ったさまざまな音を記録するという用途でもいいでしょう。旅の際中に危険な目に遭遇した際に事実確認のために使うというのも立派な使い道です。そして、日常使いでもカードに音楽を入れておき、ミュージックプレイヤーとして使ったり、本体メモリが4GBあり、USB端子も本体に付いているのでUSBメモリ代わりに書類や画像などのデータを入れておくという使い方もできます。今後、パナソニックがこれまでの三洋のICレコーダーのラインアップをどうするのか実に不安ではあるのですが、興味のある方は安く売られているうちに買っておくのがいいのではないかと思います。


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