ぷららLTEに対するキラープランか? ワイヤレスゲートのFONプレミアムWi-Fi

ここのところ、MVNOサービスの主に通話サービスについて書くことが多かったですが、今回はデータ通信の方で動きが出てきました。SMSオプションの付かないデータ専用プランなら500円以下で低速無制限で使えるということで、主にそうした立場から評価してきた「ワイヤレスゲート」のSIMプランですが、今回、3Mbps以下ではあるものの、一日の通信量では少なくとも規制されない高速無制限のプランをWi-Fi付きで出してきたのです。

Wi-Fiのサービスは従来のソフトバンクB.Bポイントが中心のものだけでしたが、今回改めて日本よりも海外で活用されているFONのネットワークを使うことができるようになるそうです。FONには以前ソフトバンクが設置したいわゆる「偽FON」と呼ばれるアクセスポイントがあったことで(現在はそうしたソフトバンクが設置した「FON」アクセスポイントは消えていると思います)、あまりいい印象を持っていない方もいるかも知れませんが、あくまで本サービスのおまけと考えるべきでしょう。

もちろん東京の一部地域でFONを使ったサービスが行なわれることがアナウンスされているように、2020年の東京オリンピック開催に合わせて日本全国どこでも多くの人がFONを使ったWi-Fiを使えるようになれば言うことはありませんが、そうしたサービスがなくてもこの最大3Mbpsというスピードで1,680円(税込)という価格はとんでもなく安いわけです。このSIMをモバイルルーターに入れてBluetoothテザリング(最大速度自体が3Mbps程度と言われています)で使うなら、もし思ったような速度が出なくても納得できるだけの価格であると言えましょう。ちなみに、同プランでSMSオプションが付いたものは月額1,880円、音声通話プランは2,980円となります。

もし、このプランがそこそこの高速で無制限に通信ができるなら、競合するぷららの同じ速度のプランが3千円弱ということで、一気に状況が変わってきます。ぷららの方も月額料金をこのままにしておけば、契約はかなり流れて行ってしまうのではないでしょうか。自分自身のことで言うとここまでMVNO契約の見直しを待つべきであったかとも思えますが(^^;)、ずっと高速を維持することができるのかという問題もあり、全てをこのSIMに求めてしまうのも違うかという気はします。ただ、一枚取り寄せて使ってみたいという衝動が出てきてしまいました。

販売は全国のヨドバシカメラ店頭およびネットショッピングで、初回限定(3月31日まで)でFONルーターがセットになったパッケージが販売されるそうです。パッケージ購入分が初期費用に含まれますので、いろいろ考えた結果、つい注文してしまいました(^^;)。かなり初期費用かけてBiglobeを契約しましたが、これは途中解約もやむを得ませんね。改めて早めに動き過ぎたことを反省しますが、決めた以上はとっとと乗り換えることにします。私の住んでいるところは都市圏ではないのであまり参考にならないかも知れませんが、しばらくは実際にどれくらいのスピードが出るのか試してみたいと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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