PENTAX K-30 日本販売ラインアップとあると面白いアクセサリー

 先日、海外発表があったPENTAX K-30が日本市場においても近日発売という発表がメーカーからありました。早く出てくれればこれからの梅雨の時期から使ってみたいと思われている方も多いかと思います。価格はオープンプライスですが、メーカーのオンラインショップの価格は、以下のような形になっています(ちなみに10%のポイント還元あり)。

・本体のみ ¥79,800
・レンズキット(DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL) ¥89,800
・ダブルズームキット(レンズキット+DA L 55-300mm F4-5.8 ED) ¥109,800
・18-135WRキット(DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL(IF)DC WR) ¥119,800

 量販店での価格というのはこれを基準にして決まってくると思いますが、本体の性能などを考えるとそれほど高くないという印象です。防滴防塵で小型のオリンパスOM-Dと比べてもこちらの方は光学ファインダーを搭載し、画質を決めるセンサーも大きいので、本体の大きさを差し引いてもかなり頑張った価格で出してきた感じです。もちろん発売から時間が経過して売れ残るなどした場合はここからさらに値段は下がるでしょうが、私もすぐに買うか今使っているデジカメを使いながらさらに待つか悩んでいるところです。

 今まで全くデジタル一眼レフカメラを使っていない人が購入する場合、レンズキットのうちどれを買うか悩むところではあると思います。ただ、本体の防滴防塵を生かすなら、レンズも同じ防滴防塵でそろえないとレンズの方から水が入ってくるような事も考えられます。防水の18-135WRというレンズは広角からちょっとした望遠域までカバーすることのできる撮影範囲が広いレンズですので、値段的には一番高いものではありますがなかなかおすすめです。ちなみに、本体とレンズ単体を別々に買うよりも現状で1万円程度お買い得なので、今後価格がこなれてくる事があれば、かなりお買い得な組み合わせになるでしょう。将来的にどうしても望遠レンズが欲しいという場合は、改めてレンズ単体を購入すればいいわけですし。

 今回の発表で先日に書いたことに加えてK-30について興味深く思ったことに、別売りアクセサリーで簡単に天体写真が撮影できるGPSユニットO-GPS1が使えることがあります。だいたい2万円くらいするユニットなのですが、これをカメラ本体に付けると、簡易天体追尾撮影機能「アストロトレーサー」が使え、普通の三脚にカメラを固定するだけで日周運動をする天体を追尾し、固定したままの撮影では流れてしまう星を点の形で捉えることができます。

 今までは天体写真を撮るためには、望遠鏡がのっているような大がかりな赤道儀という装置を揃え、北極星に向けて位置決めをし(これがなかなか大変な作業なのです(^^;))、撮影をしなければなりませんでした。しかしこのユニットとリモートシャッターユニットを揃えるだけで(カメラ本体でシャッターを押すと、シャッターを押した衝撃で画面がぶれてしまうため)あとはセッティングしてグラグラしない三脚を用意するだけで気軽に雑誌で見るような天体写真が撮れるようになるのです。車中泊で移動する場合、天体撮影に最適な周辺の明かりが漏れてこないところに簡単に移動可能ですから、全くの初心者でもセッティングをして適当に撮影するだけでもそれなりに天体写真が楽しめてしまいます。どんなものか興味のある方は以下のリンクの説明を御参照下さい。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110708_458911.html

 日食や月食など大きく報道される天体現象の時だけ見たいというような方にとっては、これだけお手軽だとその時だけ使ってもいいでしょうし、今後肉眼で見える彗星が接近したような場合もこのユニットで結構いけるのではないかと思います。レンズの種類やシャッターを開けている時間によって(最長で5分までだそうです)仕上がりに違いが出てきますが、そこはデジタルなので失敗すればすぐにわかりますので、いろいろ条件を変えながら撮影を続けるうちにうまく仕上がるようになるはずです。このように、車中泊の旅に出た時だけ撮影するようなにわか天体写真でも、十分楽しめそうな気がして、こうしたアクセサリーとの組み合わせも実に気になっています。恐らく私もすぐに買えないとは思いますが(^^;)、単三電池が使えるということで長い期間に渡って使い続けられるカメラだと思いますので、価格の推移を見ながら貯金しようと思います(^^;)。



,/p>


スポンサーリンク

コメントを残す