中古車を購入する際には部品交換のしやすさも考えよう

私の乗っているホンダ フィットは燃費もいいしよく走るし、車中泊のベース車としても一人で利用するなら何とかシートアレンジを取ったり、助手席にコットを強引に設置したりして、かなり快適に使えるおすすめの車だと思うのですが、先日ちょっとしたトラブルに見舞われて大変でした。

ちなみに、その前にはスズキのワゴンRに乗っていたのですが、その時にはなかったトラブルなのです。何が大変だったかというと、先日夜に車を出そうとしてヘッドライトが右側だけ点灯しないことに気付きました。ただ、こうした場合、直前にダートや段差のある道を走ったことによる接触不良の可能性もあるので、ライトの向きを上向きにしたところ問題なく点灯したことで、これは完全に下向きの際のライトの電球が切れていることがわかりました。

前のワゴンRならボンネットを開けると簡単にライトの電球を取り出すことができましたので、自動車のパーツショップへ行って替えの電球を買ってくれば簡単に自分で電球の交換をすることができたのですが、ホンダ車はというか、このフィットに限ってのことかも知れませんが限られたスペースに何もかも入っているという感じになっているので、電球の後ろに手を入れて簡単に交換というわけにはいかないようです。

それでも何とかしようとしていろいろやってみたのですがどうにもならず、懇意にしている修理屋さんに電話したところ、フィットは前のバンパーを外さなければライトの部分を外すこともできないような構造になっていて、さらに車の真下にもバンパーを固定する部品が付いているので、車をリフトに乗せて下からバンパーを外す必要があると言われました。これでは素人は手を出さない方がいいだろうということで、そのまま入庫となり、専用のリフトで車の下からバンパーを止めていた部品を外し、無事に電球の交換が完了しました。ただここまで面倒くさいことになるとは思っていませんでした。

今回は自分で気が付いて翌日の昼間に交換までできたので良かったですが、この車で週末は友人のお通夜に行く予定だったので帰りにでも警察に見とがめられて止められてしまった場合に、全然知らない場所でバンパーを外しての電球交換まで頼むとなると電球代は定価を取られるでしょうし、工賃もけっこう取られるのではないかという気がしました。

以前からホンダ車はメンテナンスのための部品交換も大変だということを聞いたことがあったのですが、こうなると次に車を替える際には色々と考えなければならない事も起こりそうです。

具体的には、せめて電球くらいは前後自分で変えられるような構造の車であるか、新しい車で電球交換の必要のないLEDライトを採用している車にしてしまうかということになります。考えてみれば前のワゴンRに乗っていたころには、前後左右の電球の替えを車内に用意しておき、いざという時には車内にある工具で自分ですぐに交換できるようにしていたのですが、もし古い車を購入する場合は、フィットのようにバンパーを外さなければ電球交換できないような車は止めようかなと思います(^^;)。もし夜に電球の球が切れてしまった場合、ロードサービスの対応というのは、少々微妙です。片方の電球が切れた場合、それが下向きのライトだけだったら緊急避難的にライトを上向きにすれば両目のライトが付くので、夜でも早い時間だったら作業をしてくれるショップやガソリンスタンドまで自走は可能なので基本的に動けないわけではないのでJAFの出動要件に当たらない可能性があります。出動して来てもらっても、無料になるのは30分以内の作業になるので、フィットのように大がかりになる作業では現場で直してもらうよりも自走して作業してもらえる所まで行く方が簡単です。どうしてもJAFを呼びたいと電話したとして、現場での作業が完了しなければレッカーでの牽引で近くの工場まで運ぶだけになる可能性が高いです。

こうした球切れというのはいつ起こるかわかりませんし、替えの電球なら事前に用意はできるものの、その電球を自分で交換できるかできないかというのは、それだけで出先でのお金と時間を余分に食ってしまう可能性があるものです。これから車を買おうと思っている方は、単に車の乗り心地や性能だけでなく、メンテナンスの方法についても十分営業マンの方に話を聞いて、全てをお店で任せるのか、それとも自分でできる事は自分でやるのかということも考えておきましょう。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す