突発的に全国で起こる地震にどう対応すべきか

週末から昨日にかけて、日本国内において様々な場所において大きな地震が発生しています。報道では千葉県を中心に地震が起きやすい状態であるという報道がされていて、実際最大震度4クラスのものが連続して起きていたのですが、そんな中、千葉とは離れた群馬県渋川市で震度5という恐らく群馬県では初めての大きさの震度の地震が発生しました。

群馬県の私の知り合いは地震についての危機感というものをあまり持たない人が結構いて、静岡での数々の地震対策にびっくりしていたことを改めて思い出したのですが、群馬県では火山の噴火もあり、全国どこでも地震の対策については考えおかないといけないなと思っていたら、昨日の大阪府を震源とするマグニチュード6.1というかなり大きな地震が起こったことで、さらにその思いは強くなりました。

今回の大阪府を震源とする地震というのは、起こった場所によってその被害が大きくなったと言えます。同じくらいのクラスの地震が山の中や海底で起こった場合には別の被害の恐れはあるものの、ここまで多くの建物や交通機関に影響が出ることはなかったと思われます。しばらくは携帯電話もつながりにくくなっているようですし、改めていざという時にどういう連絡手段を確保しておくかということも考える必要がありそうです。

今回の地震では現地では緊急地震速報が出る前か同時くらいに大きな揺れが来たようですが、私のいる静岡県ではしばらくして十数秒という長い時間ゆっくりと家が揺れました。ここまで揺れが伝わってくるということはかなり大きな地震だということがわかったのですが、テレビでは最大震度6弱と言いながら具体的な被害の様子を発信できず、あくまで直近ということで言えば多少伝わるのにタイムラグがあったとしてもYouTubeのウェザーニュースチャンネルの中で現地から写真付きで被害状況を発信する状況からただならない被害が出ているということを感じることができました。もし大きな地震が起こった場所と離れている所に住んでいて、実家が地震の被害を受けているのか心配になったら、テレビと同時にネットに端末を接続してウェザーニュースを見ながら状況を把握するのがいいだろうと思います。

地震発生当初は固定・携帯とも電話がつながりにくい状況になりがちです。後から地元の人の話としてニュースで紹介されたコメントにインターネットなら何とかつながったという話も出ていたので、安否確認が必要な場合はまずは災害専用伝言板への投稿および、メッセージアプリによる文字による呼び掛けをした上で、何とかスマホが使える状況だったらメッセージアプリを通じて通話を行なえるように考えておいた方がいいのかも知れません。だだ、現地ではスマホの充電ができない状況かも知れないので無理に長い時間音声通話をすることはスマホの電池を減らすだけなのできちんと確認を取ってからするのがいいでしょう。

今回の地震の被害映像を見る中で、古い壁が崩落したりブロック塀が一気に倒れてそれに当たったり覆いかぶさるような形で重大な怪我をした人がいるという話も出てきています。特に、小学生の児童が被害に遭ったというニュースが有りました。なぜ学校は通学路について、災害に遭わないような道を案内できなかったのか大変残念に思います。今回被害に遭わなかった他の地方の方でも、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、何はともあれお子さんの通われる通学路のチェックを行ない、明らかに古い塀・壁や家屋(瓦や外壁の落下の恐れがある)がある道はできるだけ通らず、通る場合でも壁に沿って歩かなくてもいい道に必要があれば変更すべきです。

そして、ご家庭での寝床において、寝ている時に大きな地震があった場合タンスや本棚が倒れてきて自分の体を直撃したり家具の倒れた中に入ってしまって脱出ができなくなることがないように、予想される家具が倒れてくる場所に寝床を作らないように必要があれば家具の移動などを行なっていただきたいと思います。

今回の被害に遭われた地方にお住まいの方々におかれましては、本当にお見舞い申し上げます。今後の余震の状況によっては最初の地震でかなりもろくなっている場所がさらに崩壊する危険があります。今後雨の天気が予想されることからシートを被せるために作業したり、被害状況を写真に収めるようなことで外に出る場合でも、ヘルメットをかぶったり足元に注意して危険な場所には近づかないなど、細心の注意を払って行なうようにして下さい。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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