格安SIMで迷惑電話対策

過去3回の大手キャリアについての考察は、もし本体の基本操作を含む事でわからない事があっても販売店に駆け込めば教えてくれるというメリットを先に考えました。そのために高めの通信料になったり、契約を途中で止めた場合には解約料金と端末代金の負担が必要になるというディメリットもあるわけです。今回はこうしたディメリットの方を何とかするために、最長でも1年という格安SIMとSIMフリーのスマホを使って迷惑電話対策込みの通話および通信定額プランを探ってみたいと思います。

まず、相当の数のある格安SIM提供のプランのうち何を選ぶかというのが大事になると思いますが、現在のMVNOの通話定額プランを検証していくとほぼ5分定額の中、唯一10分までの定額を実現した「OCN モバイル ONE」の音声通話プランの最安を選ぶか、5分定額でも他のMVNOのようにプレフィックス通話の仕組みを使っていないので、SIMフリーのガラホでも違和感なく利用可能なDTI SIMの最安プランを選ぶかが現状では使いやすいのではないかと思います。もちろん他のMVNOでも問題はないでしょうが、やはり電話としての使い勝手をと考えた場合は、この辺に落ちつかせるのがいいだろうと個人的には思いますが、当然異論はあると思います。ただここで大事なのは、無料でも使える迷惑電話ブロックのためのアプリです。というわけで、一応私のおすすめで紹介すると月額このくらいで通話もネットも我慢しないで使えるという風にお考え下さい。

大手キャリアと同じようにデータベースを登録して迷惑メールをブロックするのが「Whosecall」(Android、iPhone)というアプリがあり、広告が強制的に出るバージョンなら基本無料で利用できます。このアプリについては、大手キャリアがサービスしているものと同じものなので説明はそう要らないのではないかと思います。

ただ、そうした警告アプリだけで詐欺電話による被害に全く遭わなくなるかというと、そういうものだけでもありません。ここでは前回まで紹介していた大手キャリアを利用されている方でも自分でアプリをダウンロードしてインストールすることで使えるようになるアプリを紹介します。それは今までとは違うアプローチとして、「高齢者見守りアプリ」でGoogle Playを検索すると出てくるのが「某県警本部が【振り込め詐欺被害防止に有効】と評価したアプリ」という長い名前のアプリです。

このアプリは電話に関して「詐欺電話では?」と思われるような状況があった場合、スマホ上のGmailアドレスを利用して任意のメールアドレスにメールを送るアプリです。アプリをインストールして開くと、送信先のメールアドレスの入力欄と、Androidスマホで使っているGmailのアドレスおよびパスワードを聞いてきますので、それぞれ入力すれば設定は完了します。メールを自動送信する場合というのは、電話帳の未登録者から電話か掛かってきた場合と、電話帳の新規登録をしたか登録を変更した場合です。これで、例えば送信先メールに指定した息子さんあてに、当の本人から「携帯が壊れたので番号が変わった」というような電話があった場合でも、実際に電話帳を変更した場合その息子に直接メールで連絡が取れることになるので、その後の詐欺まがいの電話を撃退することができる可能性が高くなるというわけです。

こうしたアプリは、スマホ契約をしている大手キャリアのユーザーも自分でインストールして設定すれば利用できますが、これら無料アプリで十分ではないかと思われた場合は毎月の料金をさらに下げ、しかも1年間使い続けることだけが条件の格安SIMへの移行を考えた方がいいかも知れません。

では具体的な料金プランの月額料金についてお伝えします。まず「OCN モバイル ONE」の場合には高速データ通信が1日/110MBで使え、余ったら翌日繰り越し可の音声プランが1,600円(税抜価格 以降の表示も同様)でこれに専用アプリから電話する事が条件ですが、一回10分までと大手キャリアより長い時間定額になるOCNでんわ「10分定額オプション」850円を付けて合計2,450円で通話もネットも普通に使えるようになります。

次にDTI SIMの場合5分間の電話定額が専用アプリを使わなくても使え、高速データ通信が3GBまで使えて加入後半年間は1,480円、それ以降は2,270円で利用できます。こちらのSIMならスマホでなくAndroid OSを使ったガラホにアプリを入れても(ドコモのガラホの場合、アプリのインストールは自己責任での利用になります)普通に使えるようになります。ただし、ある程度の知識がないとガラホにアプリを入れることは難しいと思うので素人にはおすすめしませんが(^^;)、親のためにお子さんやお孫さんがセッティングしてあげるなら十分ありでしょう。ただし、ガラホを使って「高齢者見守りアプリ」でメール送信ができるかどうかというのは、恐らく難しいと思いますので、こちらのアプリを入れたい場合はGoogePlayが使えるスマホの導入がおすすめです。

また改めて紹介することもないかとは思うのですが、格安SIMで使えるスマホやガラホは中古の白ロムでも、新品で売られているSIMフリーのスマホ・ガラホでも使えます。今回紹介したSIMはどちらもドコモのSIMを使っていますので、ドコモのSIMが使えるものと聞いてから購入するか、過去に使っていたドコモの白ロムを流用するような形でも構わないと思います。新品を購入するような場合は「OCN モバイル ONE」のSIMとセットで売られている製品が「goo simseller」あたりのネット店で安く出てくるような場合に購入するのがベストでしょう。おサイフケータイが必要なかったり、防水がいらなければSIMセットで2万円くらいで買えるもので十分です。もちろん、そうしたセットを買って「OCN モバイル ONE」を必ず使わなくてはいけないということはないので、あえてこのセットを買ってDTI SIMの音声SIMを入れて使うのもありです。

ここまで紹介してきました格安SIMおよびSIMフリースマホの組み合わせというのは、良くスマホの事がわかっている人がそうでない人に対してきちんと使える状態にして渡し、もし不具合が出たらすぐにフォローできるような環境にある場合がおすすめです。そうすれば大手キャリアでの利用でついデータ通信を使い過ぎて高額の料金にびっくりすることもなくなりますし、通話定額の時間が心配な場合は通話自体を定額終了の5分ないし10分に達する前に強制切断させることのできるAndroid用のアプリ「通話時間タイマー」もありますので、親戚や友人だけに掛けることが多い両親でしたらこうしたアプリも入れて設定し、途中で切れたら掛け直してもらうようにお願いすれば、5分定額でも通話料がかからず定額をそのまま使えた上で迷惑電話対策もできるようになりますので、事前にきちんと説明してから導入してあげてもいいかも知れません。



DTI SIM


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