アウトドア用の食器を揃える中で、かさばる割に使い道が限定されるものに「ざる」があります。それこそ、100円ショップでも手に入るものではありますが、ほとんど調理をしない車中泊の旅では無用のものという感じで今までは敬遠していたのですが、今回小さく折りたたんで持ち運びできるシリコン製のざるを購入しました。
キッチン用品の中でも、シリコン製品はすごい勢いで家庭の中に浸透してきています。耐熱に優れ、撥水性にも優れていることからさまざまな物に加工されるわけですが、このざるは、車中泊のようなおおっぴらに調理ができないような旅においても様々な用途が考えられます。
外食が続く旅先での食生活を改善するために野菜や果物を体が欲した場合、パックに入ったサラダを購入するのが一番いい事はわかっているのですが、本来は野菜そのものの方が費用もかからなくていいと思う事がしばしばあります。最近では袋に入ってそのまま食べられるものもあるものの、ちょっと水を通したいような時、このざるに入れて簡単に洗い、雑巾をしぼるようにして水を切ることができるので、結構便利です。
ただ、このざるの問題点として、単体で使う場合、中に物を入れて持ち運ぼうとすると、かなり不安定な状態になってしまいます。今の時期だとイチゴを洗って食べようとしたら、うまく運べず全部地面にぶちまけてしまうなんて事も起こってしまいそうで恐いですね。
そうした問題を解決する方法として、別の容器の中に入れて使うという事があります。写真は、以前紹介させていただいたケロリン桶の中に入れてみたものです。車内で食事を摂る際、このような形で良ければサラダボウルの代わりとしても十分に使えると思うのですがいかがでしょうか。
元々、この製品は簡単に小さく折りたたんで持ち運べますので、荷物のすき間にでも放り込んでおけば、何かの役に立つ事もあるでしょう。まだ少々値段が高い気もするのですが、店頭で安くなっているのを見付けたら、とりあえず一つ手に入れておくのもいいかも知れません。