離島への長い道とそこからの時間の流れ

予告なく沖縄旅行の報告を中断してしまいましたが、実はまだ終わっていません。那覇で一泊してからホテルの朝食も取らずに向かったのはまたもや那覇空港で、今回の旅で2回目の飛行機になります。路線は那覇から石垣空港というもので、今回はさらに船に乗り替えて、何と日本の有人島では最南端の波照間島まで向かいます。つまり、今回の目的地は波照間島だったわけです。

私自身初めての離島だったのでどうなることか全くわからないままの出発だったのですが、今回の旅で一番恐れていたのが無事に波照間島までたどり着くか、海上の様子によっては体力を奪われるほどの船酔いをしないかということでした。一応事前に乗り物酔い対策で24時間効くとうタイプの薬を朝に飲んでからホテルを出ました。

ちなみに、那覇空港から石垣空港までの飛行機はJALグループの日本トランスオーシャン航空を使ったのですが荷物の検査はスカイマークより厳し目で、荷物の中に忍ばせていた単三型のエネループを専用ケースに入れて4本入れていたシルエットが怪しいと言われ、単三タイプのエネループが4本入ったケースを出して確認するところまでやらされました。規約では一応リチウムイオン電池でなければ大丈夫なのですが(実際にスカイマークのフライトでは全く問題なく荷物検査を通っています)、やはりJALグループは厳しいのかなと思いつつ何とか検査を終えて飛行機に乗り込みます。

で、あっと言う間に石垣空港に到着したのですが、せっかく石垣島に着いたのに、先の船の時間が気になるということでしばらくしたらやってきた路線バスで45分から50分もかかる距離にあります。ですから、空港の中の様子などもまともに見られない中、バスに乗り込んでしまいました。

この路線バスは途中有名なリゾートホテルを回っていくので、次回はぜひ石垣島でもゆっくりしたいなと思ったのですが、空港のバス乗り場には、島内のバス1,000円の1日券と何と2,000円の5日券(一日券については、先日紹介したゆいレールの一日券のように、購入時から24時間有効になっているようです)の案内および、私のように離島に渡る人のための少し運賃が安くなる往復券の案内のある看板がありましたので、後日の事を考えて写真に収めてきました。車内で石垣島の雰囲気を多少は味わいながら、ようやくフェリーターミナルに到着しました。

このフェリー乗り場には石垣島が生んだ英雄で現在もタレントとしてテレビで大活躍の具志堅用高さんの銅像が設置されています。フェリーターミナルの中に入っているお店の中にも具志堅用高さんの親戚の方がやっているお魚を出している料理屋さんが入っているそうですが、今回は船が相当揺れると周りにかなり脅されていたので事前に購入したのが旅行関係の代理店さんのところで売っていた一本100円のお茶のペットボトルを購入しただけで、食事関係のものは極力口に入れないようにして船を待ち、波照間島まで約60分という高速船に乗り込むことになったのです。

さすがにこの時に沖縄は梅雨に入っていましたし、こんな小さな船でどれだけ揺れるのか不安に思いました。しかし航路自体は欠航ではない以上、乗らなくては島にたどり着けないわけですから乗らないわけにはいきません。ひどく揺れた場合、デッキにいるとまともに波をかぶってしまう可能性があるので船内に入ったらまたまたこちらの不安を増大させるような事になっていました。

普通は全ての座席のどこにでも座れるのですが、今回は時化のため前にいると揺れが激しいということで、写真のように前の方の席には入れないようになっていたのでした。そこから約60分、今回の旅のクライマックスでもあったのですが、相当船が跳ね上がるように揺れたということはあったものの薬が効いたのか途中ここまでの移動疲れで半分寝ていたのが良かったのか船酔いの症状というのは出ず、無事に波照間島に到着することができました。島の方は雲は多いものの晴れていて、合流予定の沖縄本島から来る友人は次の船になるというので、ターミナルの待合所でボーッとしながら待つことにしましたが、ついに有人の島では日本最南端の島までやってきたということにまずはホッとしたことは事実です。ここから、ようやく波照間島での事を報告できるわけですが、今回はここまでにします。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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