自分でできる自動車に関する確認作業は忘れずに

衆議院選挙の当日に日本を襲った台風は、深夜に静岡県の御前崎に上陸した後、あっという間に通り抜けていってしまいました。台風によって被害を受けた方にはお見舞いを申し上げるとともに、まだ警報や注意報が出ている場合には十分気を付けて警戒を続けていただきたいと思います。というのも、今回の台風が到達する前に小さなミスにより大きな損失を受けるような事例が私の身の回りで起こってしまったのです。ただ、その本人である私の知人にとっては大変なことに違いないのですが、状況や人生が変わってしまうほどの大きなダメージではないのが救いだったと慰めるしかないような状況でした。

というのも、その方は台風の影響による雨の中を車で出掛けていて事故を起こしてしまったのですが、問題なのはそこからです。警察を呼んで現場検証を受け一通りの確認が済んでその場から開放されたのですが、その後警察から電話が入ってきて初めて気付かされたことがあり、そこで自分の免許証の更新期限が過ぎていることに気付いたのです。

更新期限は事故を起こした日からそう時間が経っているわけではなかったので免許を取り直しという最悪のパターンにはならないようで良かったですが、もし何かの拍子に気付いて更新をしていれば問題になることはありませんでした。その方は警察から電話が入った時点で車を運転できなくなるのも痛いでしょうし、事故を起こしたことによる対応も無免許運転ということになると変わってしまう可能性があります。

自動車保険の方も、一応相手への賠償については被害者保護の立場があるので全額保険から支払われるようですが、せっかく付けていた車両保険の方は私が聞いた時点ではどうなるか調べてもらっているところということで、最悪の場合自分の修理費は保険から出ないで自分のお金で直すことも考えなければいけないそうです。

このような話を聞くと、まさかそんな悪いことが重なって起きるなんてと思うかも知れませんが、さらに多くの不幸な要因が重なった事が、テレビなどで報道されるようなびっくりするような事故になるのだろうなと考えると、いかに自分でできる対応策をしっかりやることで、重大な災厄を逃れることができる可能性もあるということになります。

車関係で言えば、自動車保険の契約し忘れというのは自分の意志で断わらない限りないとは思いますが、車検があることを忘れ、そのまま乗っているようなケースはたまにではありますが聞くことがあります。もし今回の事例で車検も切れていたということになれば、さらに悪い状況に追い込まれてしまったでしょう。

また、車検を通した場合でもあまりにもコストにこだわるあまり、単に車検を通すための作業だけを依頼し、エンジンオイルやエレメント交換、ブレーキパッドの交換を渋っていると、特にひどい雨の時などは整備不良による事故を起こす原因になったりします。多少金額は高くなっても、足まわりとエンジンの整備については信頼できるところに依頼し、出掛ける前に不調に気付いたら、早めに修理工場への連絡を心掛けたいものです。

また、高速道路を走る前には、目視でもタイヤの様子について確認し、極端に空気が抜けている場合はガソリンスタンドで空気圧の調整を行ないましょう。空気を入れても時間とともにまた空気が抜ける場合はパンクかヒビが入っている事が疑われますので、タイヤ屋さんへ直行してから出掛けるようにしないと、高速道路をそのまま走ってタイヤがバーストし、大事故になる可能性もあります。

ハンドルを握って運転するということは、もし自分が粗相してしまったらその責任を一身に負うことになり、ひどい場合には刑事罰も受ける可能性もあります。今回紹介した事一つ一つは小さいことかも知れませんが、もし事故を起こしてしまったとしても、事故が起こってから新たにわかる悪い事が出ないように、常日頃からの確認が大事だという事を、私自身も強く思いました。

とりあえず自分でも免許および車検の有効期限と、足まわりのチェックだけは行ないましたが、さらに言うと台風が来るというような場合はよほど何か用がなければ車で出掛けるような事をしないということも大切だと思います。皆さんもこの機会を通じてぜひ確認してみてください。


カテゴリー: 車中泊・車関連コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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