MVNOはデータ量の制限を確認して利用しよう

 月額千円前後で使えるNTTdocomoから回線を借りて提供するMVNOですが、どういう形で利用するかによっておすすめの業者が違ってきます。私の場合は以前にも紹介したように、そこそこの高速で一応無制限に使えたWimaxの契約を解約したかわりに、1日30MBまで高速通信ができ、容量を超えた場合でも200kbps以下には制限されない(2014年3月現在)「OCN モバイル ONE」のコースを基本として、そこにもう一枚、2014年4月から月ごとの高速クーポンが1GB付くIIJmioのミニマムスタートプランを契約して使おうと思っています。普段の利用ではあえて高速クーポンを使わなくても200kbpsのスピードで十分パソコンでも使えているのですが(動画や画像の多いサイトは極力使わないようにしています)、ここで気になるのがパソコンで使った場合のデータ容量です。

 IIJmio系列の業者を使っている場合、高速クーポンの切り替えができ、日ごとのデータ通信容量をクーポンON OFF別に確認できるアプリ「みおぽん」があります。私の場合、パソコンで普通の画像入リページを見ているだけでも通信量が1日100MBを超えてしまう場合があるので3日間のクーポンOFF時の通信量には気を付けています。というのも、高速クーポンを使わない状態の通信であっても、3日あたり366MBを超えた場合に200kbpsよりさらに規制されてしまう可能性が出てくるので、その都度確認できるこうしたアプリは実に有難いのです。

20140318_064122

 この画面を見ると、私の場合まだ使っても大丈夫なくらいですが、出先で落ち着いた状態でずっとパソコンに繋いでインターネットを使っていると、つい一日100MBを超えるくらいの通信をしてしまうことがあります。そうした状態で、どうしても安定した通信を行なう必要が出てきた時は、あえて高速クーポンを使うか、低速通信の使用をセーブするか、もう一枚のデータカードをパソコンに繋いで使うとかの対策ができます。今後はスマートフォンのみの通信で使うだけでなく、有線無線問わずパソコンとのテザリングをするケースが私の場合増えていくことになると思うので、規制を受けるぎりぎりまでIIJmioのSIMを使いながら余裕を持って別の回線と使い分ける算段をしようと思っています。こうしたデータ通信のやりくりは、例えば自宅のWi-Fi回線が使えなくなったり、災害時に快適にモバイル回線のみでパソコンまで使いたいような場合にも役に立ちます。

 このようにデータ通信量を気にしながら外でのインターネットを使っていると、改めて無制限で使うことができる自宅の固定回線の有り難さがしみじみわかります。よく、テザリングができるスマートフォンを契約した方の中に、自宅のネット環境をやめてスマートフォンでのネット環境にまとめようと思われている方もいるかと思いますが、その場合、スマートフォン内であっても動画を見続けるような使い方をしていると、速度制限が起こるくらいデータ通信量を使い切ってしまった場合、もしWindowsなどの大規模なアップデートが入った場合、対象ファイルのダウンロードに時間がかかったりする場合もありますし、すぐ使いたいのにパソコンが使えない(いったんダウンロードを中止しても、現状復帰までやはり時間はかかります)という状況も起こり得ます。このようなケースを避けたい場合には、固定回線のインターネットはそのまま残し、負担が残る分はスマートフォン内のSIM契約をMVNOに変更するなどしてトータルでの負担を減らす方がいい場合もあります。これから固定回線を見直そうと思っている方は、どうぞ参考にしてみてください。


スポンサーリンク

コメントを残す