コンビニのマルチコピー機からのスマホアプリ利用の注意点

以前はモバイル用途で多くの製品が出ていたものの、廃れてしまったものにハンディスキャナやモバイルプリンタがあります。昔は携帯電話に直結させて書類を受け渡しができる携帯FAXという製品もありましたが、ファクシミリの規格がアナログ携帯電話には対応していたので使えたものの、携帯電話がデジタル化をするにつれて仕様上使えなくなったことで製品としてのハンディFAXはなくなってしまいました。

その後のモバイル系スキャナ・プリンタの状況にはスマホの普及も影響しているところがありまして、例えば旅先でパンフレットを電子化したいと思った場合、スマホのカメラで撮影した上でスキャンアプリを利用すれば、簡単に紙の資料をPDFファイルに変換することができるので、よほどの事がなければハンディスキャナを購入することもなくなり、私もあえてハンディタイプのスキャナが欲しいとは思わなくなりました。

問題なのは、いかに進化したスマホが出てきたとしても作ったファイルをプリントアウトすることだけはできないという事です。そう考えるとまだまだモバイルプリンターの需要はありそうなのですが、緊急時に出力するだけという用途なら、コンビニに駆け込んでいわゆる「マルチコピー機」から印刷することで、かさばるモバイルプリンタもインクや紙という消耗品もいらず、モバイルプリンターがなくても何とかなるという状況があります。

業務用では、伝票のような用途ではレシート状の紙に印刷するような小型のモバイルプリンタが必要な所はあるかも知れませんが、個人の利用についてはこれだけコンビニが全国に点在する中では十分かなとも思えます。

コンビニ各社では写真印刷だけでなく、マルチコピー機からMicrosoft Officeで作ったファイルやPDFファイルの印刷をサポートしているのですが、さらに便利にスマホから使うために専用のアプリを提供しています。先日、どうしても家に帰ることなくPDFファイルを印刷して提出する必要があったので、出先でマルチコピー機をWi-Fiで接続するアプリを導入してコンビニに向かいました。しかし、そこでちょっとした問題が起こったことですぐに印刷することができませんでした。

というのも、コンビニの中というのは様々なWi-Fiの電波が飛んでいるのですが、アプリをインストールしたタブレットには「OCN モバイル ONE」の無料Wi-Fiのサービスが使えるようにセットしてあったので、先にコンビニ内で使えるWi-Fiの電波をつかんでしまい、マルチコピー機からのWi-Fiを受信することができなかったのでした。そうしてまごまごしているうちに同じコピー機を使いたそうな人が来たのを察知したので、あわてて順番を譲らざるを得ませんでした。

私と同じように、Wi-Fiサービスを利用している方の場合、特に携帯大手3社のパケットプランの契約している方は、無料ないし格安の価格でWi-Fiの利用が可能になっていることが普通ですが、それらの電波はコンビニで使えるようになっていることがほとんどです。コンビニに入ったら自動的にWi-Fiに繋がるように設定してある場合は、そんなに頻繁にあることではないマルチコピー機を使う場合には設定を変えなければならないわけで、これは結構なストレスになります。

そこで、緊急時にしか使う場合のないマルチコピー機用のアプリを入れてその使い方をその都度思い出すよりも、別の方法でマルチコピー機を利用する方法に切り替えました。といっても大したことではなく、スマホやタブレットに入っているファイルを外部メモリに移すという方法です。今回はその方法で無事に書類を印刷することができました。

スマホやタブレットによってはこの機能がないものもあるのですが、USBホストケーブル(OTGケーブル)を介することでUSBメモリやカードリーダー、キーボードやマウスを有線で使うことができるようになります。そこでこのケーブルとUSBメモリを使っていったん印刷用のデータをUSBメモリに移し、マルチコピー機には写真を印刷するのと同じやり方で、USBメモリをマルチコピー機の所定の位置に差し、画面から印刷するファイルを選べばカラーでも白黒でも問題なく印刷ができるようになります。

一つ注意する点は、先に述べましたがスマホやタブレットによってはOTGケーブルを認識しないUSBホスト機能を省略しているものもあるので、せっかく機材を揃えても使えなくなる可能性もあるということです。まずは自分のスマホやタブレットがOTGケーブルを使用可能かどうかの確認をネットで自分と同じ型番のハードを検索し、検索ワードの中に「USBホスト機能」を加えて確かめる必要が出てくるでしょう。

そう考えるとUSBホスト機能は必須ではないものの、今回の私のようにアプリがうまく使えないで困ったような場合でも、きわめてアナログ式なやり方でスマホ内のデータを出力するためにメモリカードを介して使えるようにするためには必要だということになります。OTGケーブルは最近では100円ショップでも見掛けることがありますので、USBメモリやカードリーダーと一緒に持っていると思わぬところで役に立つ場面が出てくるかも知れません。


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