mineoのフリータンクを枯渇させるユーザーの行動から見えること

日本に数多くあるMVNOの中で、mineoが行なっている「フリータンク」という仕組みがあります。これは主にユーザーの相互扶助の精神に基づいて行なわれている高速パケット通信のデータ通信量のユーザー同士のやり取りとして想定されています。

mineoの契約者は任意で「マイネ王」というコミュケーションサイトに参加することができるのですが、そこに入会した方について、高速クーポンを使い切っても「フリータンク」の中から一定の量の高速クーポンを出して使える代わりに、高速クーポンが余って、繰越分も使えずに無駄になってしまうような月にはその分を「フリータンク」に戻すような形で入れていくという風の利用の仕方が推奨され、多くの人が困った時に使えるような存在に「フリータンク」がなっていって欲しいというmineoの意図があったように思いますが、こうした思惑に無理解なユーザーが増えていく中で表題のような「フリータンクの枯渇」が心配されるような状況になっていったのだそうです。

というのも、以前は登録さえしてしまえば、どんな人も月に1GBまではフリータンクから高速クーポンを引き出せていたので、自分からは高速クーポンを余らせずにフリータンクにも一切入れないで、自分の契約している「高速クーポン量+1GB」を使い尽くすつもりで実行していた人や、自分がフリータンクから直接引き出さないで、その権利をネットオークションで売ることで実質的な毎月の利用料を安くしようとする人まで現れ、それがネット上の「裏技」としてSNSやブログで広まったことが、急激にフリータンク全体の容量を減らした原因ではないかと言われています。

2017年2月からはフリータンクから高速クーポンを出して使う場合の規制が強くなったそうで、もし毎月高速クーポンが足りない状況なら、上位プランに加入した上で余れば入れる、足りなければ出すというような使い方をして欲しいとmineoの中の人が訴えています。一部のユーザーからしたら、mineoは「フリータンク」という仕組みをいつでも一定量の高速クーポンを使えると、あたかもmineoに入会するメリットのように宣伝してユーザーを増やしてきたこともあるのだから、うまく回らなくなってから規制するというのはどうかという考えを持っている方もいるようです。

私はそういった考え方を全て否定するつもりは私にはありませんが、そもそもMVNOというものは競争の世界で、このブログで紹介している以上に数多くの業者が存在し、様々なプランがあります。あえてmineoの「フリータンク」をしゃぶり尽くすように使わなくても、他に自分に合った安くてそこそこ使えるMVNOは調べれば見付かるのではないかと思うので、フリータンクを含む運営の方法に強い不満があるなら、今後はあえてmineoにこだわることもないと思います。

インターネットの世界というのは全体的にコミュニティの濃密さを嫌う傾向にあるようで、パソコン通信時代の雄であり、昔は頻繁に公式・準公式のオフ会が開催されていたニフティの現在のコミュニティあたりでも、ユーザー同士が親密に連絡を取り合うような行為についてはほぼ禁止されています。そんな中、会員同士の親睦を図るような形で、公式のオフ会まであるという「マイネ王」というサイトから会員同士が掲示板で交流できたりする中で、親密になった会員同士での高速クーポンもお互いに融通できる仕組みということで作られたのが「フリータンク」という仕組みでもあるわけです。

mineoというのは他のMVNOにはない、こうした会員同士の交流を目的としたサイトを持っているところもありますから、過去にネットで知り合ったユーザー同士でコミュニケーションを取ったり、気の合った同士でオフ会をしたりすることもあるでしょう。ただし、実際に人と人が会う場合については、社会の中で実際に会うと同じように、下心を持つ相手に騙される危険性は常につきまといます。相手のことが信頼できないうちから少人数で会うのは危険な事もありますので注意してほしいですが、普通の生活の中ではとてもやり取りできないような場所にいる人、職業の人とコミュニケーションを取ることができるという事自体がmineoのメリットであるという事がもっと多くの人に認知されるようになるといいなと思います。

単に高速クーポンが追加でもらえるからどうのという、プラン自体のスペックだけでは計れないMVNOの差別化というのもあってもいいような気がします。そういう意味ではネットユーザー同士のコミュケーションにあこがれている方は、mineoをうまく使ってオフ会にも積極的に参加してみるというのも意外といいものかも知れません。


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