HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro その5 au回線SIMが使える有難さ

今月になってパナソニックの「Wonderlink」の契約を解約しました。高速クーポンを使い切っても制限以内のデータ通信量を維持できれば700kbpsくらいまでのスピードが出るということで、外でパソコンを使ってネットを使う場合に重宝していたのですが、生活パターンが変わり日々パソコンを外に持ち出すことが少なくなったため、ここ数ヶ月はほとんど使っていない状態でもったいなかったということがあって決断に至りました。

今までWonderlinkのSIMカードを入れていたのがMediaPad T2 7.0 Proだったのですが、今回解約してしまったことで、外で持ち出して使うためには別のSIMカードを入れる必要があります。そこで、改めてMediaPad T2 7.0 Proの仕様を確かめてみると、今まで使っていたドコモのSIMだけでなくauの回線のBand1とBand26が使え、さらにWiMAX 2+で使っているLTEのB41にも対応しています。

この端末を購入した時にはそこまで詳しくは調べなかったのですが、au回線を格安で契約しているイオンモバイルのau回線用の端末販売ページに同じMediaPad T2 7.0 Proがあったので、このタブレットはau回線のSIMでも使えることに気付き、今までモバイルルータの中に入れておいたau回線の格安SIMをMediaPad T2 7.0 Proに入れて使うことにしたというわけです。

MediaPad T2 7.0 Proの設定画面ではしっかりと「KDDI」という名称でアンテナが立ち、しっかり通信もできています。MediaPad T2 7.0 Proは基本的に2枚のSIMカードの同時差しもできるのですが、2枚入れてしまうとメモリカード(microSD)が使えなくなってしまうということがあるので、1枚で使っています。auの格安SIMはドコモのように3Gでは通信できないので、山間部での利用についてエリア的には狭いですが、いざという時にはスマホに入っているドコモ系の格安SIMでテザリングすれば何とかなります。

さらに、ドコモとauで両方の電波が使えている時には感じませんが、もし回線障害や災害時にドコモ回線が使えずau回線がかろうじて使えるような場合には、このタブレットの方でテザリングをしてスマホやパソコンをネットに接続させることができるわけです。

今後のスマホやタブレットは主に格安SIMで使う場合でも、大手三社の回線を借りて提供される安価なプランが存在するので、できる限り一つの会社だけではなく複数の会社のSIMが併用できるものを用意しておいた方がいいと思いますが、MediaPad T2 7.0 Proはすでにそうした要件を満たしているということだけでも、メリットのある端末だという感じがします。

これは、特に最近の海外製SIMフリースマホでも「ドコモ・au・ソフトバンクモバイル」の大手三社から回線を借りているMVNOのSIMカードがそのまま使えるものができてきています。ドコモ系のSIMを使う場合には必要がないと思う方もいるかも知れませんが、メイン端末を乗り換えるような時には、状況に応じてどんなSIMカードでも入れて使える端末があると、安心してSIMを増やしたり減らしたりできそうです。

使い勝手については、自宅近辺ではau回線も問題なく掴むので、ドコモのSIMを使っている時と全く変わりません。ただ通信回線の表示が「KDDI」になっているところだけが違います。イオンモバイルの場合、専用アプリによって高速と低速が切り替えられるので、普段は低速に設定しておき、外でのアプリのダウンロードの時など限られた時だけ切り替えて利用すれば十分といった感じです。

ちなみに、低速では下りでスピードテストを行なった場合(イオンモバイル)、お昼などの低速に落ち込む時間を外して調べたらだいたい170kbpsということで、そこまで落ち込みはしませんが、ちょっと遅くてスマホに比べて大きな画面でウェブを見るには少し待たされるような感じは出てくるかなあというところでしょうか。ただ、これは選ぶ会社によっても違ってくるので、スマホでの動画なら普通に時間に関係なく見られると言われるUQモバイルの無制限プラン(500kbps上限)のSIMを、今回解約したWonderlinkのSIMと入れ替えれば、かなり実践的にMediaPad T2 7.0 Proで動画か見られるようになるのではないでしょうか。

ただ一つ、残念な点としてはこの端末の仕様ということで、他の端末では使えるSMSのメッセージのやり取りがMediaPad T2 7.0 Proではできないということがあります。これは、SIMを提供するMVNOのホームページでSMSの使えない端末ということで紹介されていると思いますので、その点は十分確認してからお使いになるといいでしょう。私の場合は通話用のSIMの方でSMSの送受信をやるので、この端末でできなくてもそこまで困りはしませんが、二段階認証にSMSも使いたいと思っている方は、別の端末を考えるといいでしょう。

個人的には現状の使い方としてはそこまて外で動画を見るような使い方はしていないのですが、自宅より外でネットを使うような場合は、こうした端末を使えばドコモ回線を提供するところだけで考えるより、UQモバイルという選択肢も出てきます。今のところはまだ変えはしませんが、個人的には外で使う頻度がまた高まってきたら、今度はUQモバイルという選択肢も考えてみようと思っています。このように、ハードを購入する際にはau回線・ソフトバンク回線の利用ができるか否かということも、後になってみれば有難く感じることもあります。皆さんも、そんな事も購入時の判断にしてみたらいかがでしょうか。

UQモバイル

※HUAWEI MediaPad T2 7.0 Proについて書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入前に気を付けたいこと
その2 購入までの紆余曲折と利用SIM
その3 ファーストインプレッション
その4 私のお気に入りアプリ
その5 au回線SIMが使える有難さ


カテゴリー: タブレット端末 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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