車内でこうしたマットを使うことは私の場合ほとんどありませんが、外で座るような状況の際にはこうしたマットがあるとないとではかなり違います。雨上がりの時には濡れるのを防ぎ、冬で地面が冷たい時には寒さから身を守ってくれます。登山用としてだけでなく、スポーツ観戦時にはあると便利です。100円ショップでも折りたたみのクッションは置いてありますが、写真のように収納袋も付き、耐久性もそこそこなのが嬉しいです。
実は、私はこのマットを購入する際、地面や硬い座席で使う以外の事を想定しました。というのも、車中泊の旅ではその移動のほとんどを車で行なうため、歩きながらの旅のような荷物を背負ったり持ったりするような感じのバッグはほとんど持っていきません。それでも、車を停めて歩いて観光する時のためにと、たたむと相当小さくなるペラペラのデイパックを車には常備しています。ほとんど荷物にならないのはいいのですが、背中の部分にクッションがないので型崩れが起きたり、汗をかくと中の物が影響を受けてしまうなど小さくまとまるというメリット以上のディメリットもあります。
そこで、このマットをデイパックの背中があたる部分にセットして、両手を開けての徒歩移動を快適にできるようにと考えました。マットをセットして背負ってみたところ結構体にフィットし、安物のデイパックがグレードアップしたような感じになりました。もちろん、歩いての観光中に休憩を取る際にはマットを本来の使い方で使うこともあります。
というわけで、車内での出番というのはほとんどないのですが、登山用品店に置かれているものの中でもそれほど高いものでもないので、車の外に出てゆっくりと腰を下ろすのに、地面に直接座りたくない方は普段旅に出る人数分だけ用意しておいても損はないでしょう。ただ、これを何個かまとめたところで、車中泊用のマットの代わりにはならないと思います。同じパタパタと開くマットでもキャンプ用のものが車中泊用には適しているように思います。しかしこうした小さいものが小回りが利くことも事実です。長めのマットで寝床をセッティングした後、ちょっとした段差が気になるという方はこうした小さいマットを補助的に使うのについては有効かも知れません。