停電に備えた明かりについての再考 その3 モンベル ミニランタン

今回の内容を書くにあたり、単3電池一本で使える実用的なライトについて調べている中で、まだ手にしていなかったのが今回紹介するモンベルの「ミニランタン」でした。そして、その実力については実際に使ってみるまではわかりませんでした。

ランタンに求められるのはその明るさというのももちろんありますが、いかにテントや部屋の中の広い範囲を照らしてくれるかという点もあります。その点、ランタンとして開発された本製品は一本でテント内だけでなく真っ暗な室内でも全体を照らしてくれます。さらに、このミニランタンにはストラップが付いており、天井にフックを付けるなどすれば上から吊り下げて普通の照明のように使うこともできます。

単3一本で4時間使うことのできる110ルーメンという明るさは大したものですが、二段階切替で15時間使える10ルーメンの明るさでも天井から吊るすことでうっすらと部屋全体を照らしてくれます。

このランタンの特徴は使わずにしまっておく時に本体を伸び縮みさせる機能がありシェードを伸ばせばランタン、伸ばさなければペンライトのように使えるということもあります。形としては昔あったロケット型のゲルマニウムラジオを思い出すような感じではありますが、その小ささのため置く場所にも困らず、バッグの中に入れて持ち運ぶには十分の小ささです。

具体的には写真のように伸び縮みするので、普通にランタンとして使う場合には伸ばして使います。ただ、伸ばさないで使うと、ペンライトのように使え、ストラップを首に掛けて使えばそれなりにヘッドライトの代わりにもなりそうです。そういう意味では同じモンベルのヘッドランプと用途がかぶりそうですが、同じ単三電池一本で使えるライトを2つ持っていると、何かと便利なものです。

さらに、説明書を読んで便利だと思ったことに、カバンの中でスイッチが誤って押されてもライトが付かないようにする方法です。このランタンのスイッチは本体底部にあるボタンを押すことによって点灯し、そんなに強く押した感じがしなくても点灯してしまいます、そこで、本来は電池を入れてきっちり閉めないといけない電池蓋の部分をあえて緩くしておき、スイッチを押しても点灯しないくらいまで緩めてからバッグの中に入れておけば、気付いた時に電池が消費されていざという時に使えないということがないわけです。

停電に襲われる可能性というのは自宅にいる時だけではなく、出先や電車の中などにいる時に急に停電になってしまう可能性があります。そんな時でも慌てず騒がす、さっと取り出して回りを照らすもよし、ピンポイントに照らすのもいいでしょう。過去にはタバコを吸う人が多くいる中で、マッチやライターを持つ人がいましたが、今では火事の危険があるので野外でおいそれと火を使うことはできません。ですから、こうしたコンパクトなランタンで、しかもマルチに使えるライトがあると便利であることは確かです。暗闇に不安を覚える方は、一つ揃えておくのもいいのではないでしょうか。


カテゴリー: 防災グッズ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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