LEDライトの弱点を補完するために

 私たちは基本的に行政のやる事というのはそう間違えることはないだろうと思いがちですが、ある程度普通に考えれば想定できそうなことも想定外の出来事として雪の多い今の季節問題になっていることがあるそうです。

 全国的に信号のライトを従来の電球からLEDに交換していることがそれなのですが、長寿命で消費電力も少なく、切れたとしても多くの小さいLEDの中の一個なら、しばらくは交換の必要もないメンテナンスフリーとエコと言うことがあだになっています。

 というのも、大雪の降る地方では雪が信号機を隠すように降り積もった場合、信号が付いているのかどうかすら確認できなくなるのです。従来の電球の信号ではそのようなことはありませんでした。それはなぜかというと、電球はエネルギーロスのせいで熱を持ち、その熱で雪を溶かすことによってメンテナンスしなくても認識性は保たれていたのでした。

 もし技術的に可能ならば、車のリアガラスのように熱線入りのカバーを付けられるような構造の信号機を作るか、元の電球に戻すかということなのでしょうが、雪というのは自然現象であるため普段雪が降らない首都圏あたりの対策はどうするのかということも考えなければならないでしょう。しかし、すでに多くの信号機を発注し設置している中で起こった問題ですから、かなり全国の道路に設置するについての想定が甘いなというのが個人的な印象ではあります。

 ただ、昨年の青色LEDのノーベル賞受賞に関する報道に乗せられるような形で、私自身も非常用の明かりはLEDに特化してしまっていて(^^;)、反省するところではあります。ということで、車内および非常用持出袋の備品として、ロウソクを用意することにしました。ロウソクを地震の際の明かりとして使う場合には火災の心配があるので、以下のようのものも合わせて用意しました。

Dsc_0085

 洗面器(ケロリン桶は耐久性が他の洗面器と比べてもずばぬけているので決してウケ狙いではありません(^^;))とロウソクの他、木製のサラダボウルを100円ショップで買ってきました。これらを使って安全に使える設置方法を試してみます。

Dsc_0086

 と言っても、単に水を張った洗面器にサラダボウルを浮かべ、その中にロウソクを置きます。写真のロウソクはガラスケースに入った状態で使えるので、燃え尽きてもサラダボウルを燃やすことはありません。何かの拍子にこのセットを倒したとしても、周りの水があるので周辺に燃えやすいものを置かなければこの火が広がることはまずないでしょう。

 LEDライトよりロウソクの方が優れている点は、わずかではありますが周りの空気も温めることができるので、冷えきった夜間の明かりとしての利用が推奨されます。また、厳冬期においては、電池自体が使用不能になるほどの気温になることも考えられますので、やはりロウソクとマッチは非常用の品として用意しておくべきだと思いますね。現在では今回紹介した品を全て100円ショップで揃えることも可能ですので、LEDライトしか用意していない場合には検討の余地はあるのではないでしょうか。


スポンサーリンク

コメントを残す