iPhone5 よりも 第5世代iPod touch ?

 まず最初にお断りしておきますが、私がスマートフォンやタブレット端末を使ってデータ通信を行う際、NTTdocomoから回線を借りている格安の事業者が提供するSIMカードを使い、それをスマートフォンなどにセットして使っています。そうした使い方ではWi-Fiによる接続を除き、iPhoneをドコモのSIMカードを使うためにはSIMフリーのiPhoneを高いお金を出して買うしかありません。ちなみに、国内で販売されているsoftbankやauのiPhoneは当然docomoのSIMカードは使えないので、今のところあえて私はiPhoneを購入しようとは思っていません。そうした観点からの記事になりますので、現在softbankやauの契約があって新しいiPhoneにしようと考えておられる方とは若干認識のずれがありますので、その点をご理解の上お読みいただければ幸いです。

 まず、新しいiPhone5は4インチに画面が大きくなり、高速通信LTE対応になり縦長・薄型・高速ときっちりと進化している印象があります。新しいシステムソフトiOS6になってマップの機能をGoogleとは別にするそうで、そうなるとGoogleが採用しているゼンリンの地図が使えなくなる事で貧弱になるのではないかという危惧はありますが、これから新たに買われる方にとっては魅力的に映ります。しかし、現在iPhoneを使っておられる方にとってはちょっと気になる変更もあります。それが、従来のmicroSIMカードからさらに小さくなるnanoSIMカードへの変更です。

 元々、携帯電話に入っていた通信カードは私が今も使っている通常サイズのSIMカードですが、アダプタを付けて互換性を確保しているものの、iPhoneの登場からそのままではお互いに差し替えて利用することのできないmicroSIMをセットするスマートフォンも増えてきました。当然格安のデータ通信を提供する事業者もmicroSIMカードを合わせて提供していますが、今後docomoが新しいiPhoneと同じnanoSIMタイプのものを出してくるのかどうかということがまずは注目されます。出ないようだと最初に書いたように、あえてdocomoのSIMカードでSIMフリー化したiPhone5を使おうと思っている人にとっては危険を承知でmicroSIMカードをカットするしかなくなります(現状ではこれらSIMカードに互換性があるのかどうかわからないで書いていますので、安易にカードを加工する事については十分に注意されることをおすすめします)。もっとも、ほとんどの方はこういった通信カードの問題は考えないで携帯電話会社が提供する通信カードを使われているので、データ通信定額プランでの料金や使い勝手に不満を感じていないようならばそれほど導入に悩む必要はないと思います。

 しかしながら私のように通信費を安く上げながら新しいiOSを使いたいと思っている方には、Wi-Fiによる通信のみの第5世代iPod touchの方が魅力的に映るのではないでしょうか。画面の大きさはiPhone5と同じ4インチでGPSは搭載されないものの、何といってもカメラの性能が上がり500万画素での撮影が可能になりました(第4世代機は70万画素)。アプリによってはカメラの性能が低いと満足に使えないものもあったりするので、これでさらにiPhoneに近づいたのではないかと思えます。

 ちょっと前に前世代のiPod touchを買ってしまった身からすると実に残念ではありますが、その分メーカーが価格改定した後に買っていますので、その点については後悔はありません(^^;)。新しいiPod nanoでも動画閲覧はできるようですし、価格が安い点から購入者はばらけそうではありますが、個人的にはiPod touchの価格がこなれてきたら購入候補に挙がるかも知れません。その前に今のiPod touchの稼働率をもう少し上げたいところではありますが。


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