IIJmioウェルカムパック forイオン の影響は

 ドコモのデータ端末やスマートフォンで使える格安のSIMカードは複数の業者が販売していますが、店頭で購入する場合は今までは日本通信のものに限られていました。それが今度は、現状で私が使っているIIJmioもイオンの一部店舗で販売を開始するという情報が入ってきました。

https://www.iijmio.jp/aeon/

 9月1日から全国のイオンのお店(上記リンク参考)において販売し、利用機器にセットして登録すればすぐに使えるようになります。また、2012年11月30日までにパッケージ購入した方の特典として、100MB高速でデータ通信のできるクーポンがプレゼントされるそうです。扱われるものにはSIM1枚の「ミニマムスタート128プラン」(月額945円)と、3枚のSIMカード(通常SIMおよびmicroSIMとの混在も可能)で、1GBまでのデータ通信まではハイスピードを共有できる「ファミリーシェア1GBプラン」(月額2,940円)があります。店頭では初期登録料3.150円を支払うのみでSIMを入手できますが、ファミリーシェアのプランでは店頭渡しできるSIMカードは一枚のみで、残りの二枚は後日郵送という処理になるということなのでその点にはご注意下さい。

 しかし、今までイオンのお店でSIMカードを販売してきた日本通信の立場はどうなるのかとか、こちらとしては心配してしまうところもあるのですが、さすが大規模小売業の雄はビジネスライク過ぎます(^^;)。こうなってくると、あえて日本通信のSIMを買う理由は音声サービスを含めたものに限定されてしまうかも知れませんね。ちなみにドコモ網を利用した音声通話を確保したいような場合、日本通信の音声通話プランSは21円/30秒という通話料で1,365円という無料通話分が付いた月額1,290円というものがあります。

 今後の展開を予想すると、自分でドコモの白ロム携帯電話やスマートフォン、データ通信端末を用意できる方か、機種変更などで余ってしまった機器をどう活用を考えている方にとっては店頭で説明を聞きながら具体的に自分の持っている電話機で使えるかという問題をクリアした上で購入できる環境が整いつつあるというのはかなり画期的だと思われます。実際に持っている端末で利用できるか確認できるかというところまではわかりませんが、電話やメールで問い合わせるよりも確実に使えるSIMカードを手にできるはずです。

 個人的にはここまでドコモの回線を借りている業者ができるならば、本家ドコモももっと安く利用者の利便性を考えたプランを出せるはずではないかと思うのですが。また、こうしたサービスを提供しているのは今のところイオンのみなので、同業他社はどうするのかというところにも注目しておきたいですね。


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