日常的な食料の備蓄はどの程度するべきか

先週の木曜日に体調が悪くなり、金曜日の午前中に医者へ行きそこでインフルエンザと診断を受けてから昨日までずっと家から出ないで静養していました。さすがにインフルエンザウィルスがある状態で買い物に行くわけにもいきませんでしたが、それと同時にボディーブローのように効いてきたのが家から出られない期間が続いていく中で、食料の蓄えが減っていったことです。

基本的には水道や電気・ガスは災害時と違って使えるので最悪お米さえあれば食べるものは何とかなるとも言えるのですが、今回インフルエンザを経験してみて、何をするにもおっくうで、寝たまま起き上がりたくない中でお米を研いで、さらに炊けるまで待つというのはかなり普通の状況と違ってそこまでやりとげるには気力が要るということも確かです。

ちなみに、病院でもらった薬は毎日3食後に服用するものもあったので、そんな中でも規則正しく3食摂ることは大切なのですが、手間を掛けずに簡単に作って食べられるものを揃えておくことの大切さというものを改めて感じることになりました。

これは、家族の中でも料理をする人が決まっていて、その人を含む全員が風邪やインフルエンザでダウンしてしまった場合、中でも一番症状の軽い人でも作って食べられるものであるとなおいいので、電子レンジにかけるだけとか、湯煎するだけとか、お湯を注いで3分待つだけだとか(^^;)、そうした冷凍食品・インスタント食品についても数日分用意しておくことは、何も災害のためということだけではなく、日常生活の中でも必要な場合が出てくるわけです。

それで、どのくらい用意すればいいかという風に考えると、今回の体験をした上で言うと、もらった薬が5日分だったこともあり、だいたい5日間くらい多から出られないことも想定すべきでしょう。もちろん、5日間の3食を全てインスタントでまかなうというのはナンセンスなので、食欲の出ない時にはレトルトのおかゆとか、カップ麺でもあっさりとした味のものを選ぶとか、今まではあまり考えることがなかった体調が悪いような場合でも食べられるものを中に入れつつ揃えていくのがいいのではないでしょうか。

そうしてストックした食品は何か起こるまで食べないということではなく、雨になって買い物に行くのがおっくうな時や一品何かが足りなくなったような時に古いものから消費していき、その都度補充するというような感じで、いざという時に買い出しする量を最少限に抑えられるようなところを目指すのがいいような気がします。

気を付けたいのは、特に冷凍庫で保管する冷凍食品をメインにしないということではないかと思います。今回のような場合には冷凍食品は電子レンジだけですぐに美味しいものが食べられて便利なのですが、大量の冷凍食品をストックした状態で停電になってしまうと、そうしてせっかくストックした食品の中には駄目になってしまうものも出てくるかもしれません。

それから、食品とは違いますが、ホコリなどを吸い込まないような災害用としてもインフルエンザ対策としても役に立つマスクは常備品として家庭内でストックしておくことは大事です。紙のマスクでも十分ですので、しっかり用意しましょう。寒い夜に車中泊で寝なければならない場合に、マスクを鼻まで付けて寝ると直接冷気がマスクを付けた部分に当たらないだけでなく、自分の息がマスクの中で還流し、口の中の乾燥を防ぐことや、自分の体から出る熱をまた取り込めます。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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