DTIの月490円SIM ServersMan SIM 3G 100 の速度比較

 今までスマートフォンで使っていたIIJmioのSIMカード(携帯電話に入っているデータ通信専用のカード)をタブレット端末やモバイルWi-Fiルータに差すようになり、以前のようにスマートフォンを常にネットにつなげておくことが不可能になり、結構不便な場面があったため、ここでおよそ月額490円をプラスしてServersMan SIM 3G 100を契約してみることにしました。

 事前のリサーチにより、時間によっては接続スピードがかなり落ちるということは理解した上での購入だったので、スマートフォン単体でウェブ接続をする場合のストレスの増加は覚悟の上でしたが、実際にスピードを計ってみるとIIJmioとの差は歴然でした。

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 アンドロイドアプリの「speed test」を使い夕方の5時過ぎに計ってみたところ、写真のような結果になりました。30kbps台ということで、ブラウザを使ったネット接続にもかなり待たされる印象です。ただ、翌日の午前中に改めて計ったところ60kbps台くらいは出ていてストレスはかなり軽減されます。メール通知やカーナビなどの動作には以前の日本通信のイオンプランで出ていたスピードに近く、それでも使えていたこともあり、そちらの方は問題ありません。

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 ちなみに、IIJmioは同じ夕方の時間でどのくらいのスピードが出るのか試してみたのですが、SIMの入れ替えだけだとせっかくのLTE通信が使えないためLTEをサポートするWi-Fiルータからの接続(エリアもLTE圏内)の値が上記画像になります。240kbpsを安定して出しているということで、DTIのノーマルの速度と比べるとおよそ6倍のダウンロード速度になります。LTE対応のスマートフォンに差して使う場合は対応エリア内ならこの程度は出ると思います。そうでない3G接続の場合でも200kbps弱は出ている印象ですので、アプリダウンロードを除いて他のネット接続による操作についてストレスを感じることは私の場合ほとんどありませんでした。

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 そうはいっても、こちらの契約にもメリットはあります。ServersMan SIM 3G 100をメインで使おうと思っている方は専用アプリ「ServersMan SIM 3G Unlimited」を導入すれば、100MBごとの高速アクセスが可能なチャージ料金が263円となり(500MB 1GBも有)、高速通信か通常の低速通信かはアプリケーションやウェブからの操作で切り替えられます(ただし同時に使う場合の人数制限があるようです)。高速通信を申し込んだ期限は普段は低速通信で我慢しておいて、必要な時だけ高速通信を利用するようにすれば、使い方にもよりますが高速通信での利用を混ぜても月々の利用額はIIJmioよりも安く上げることもできるでしょう。

 ただ、せめて通常時の低速接続でも最低60kbpsくらいは出てくれればいいのですが、現状ではそうなっていないので、docomoの携帯電話網しかつながらない状況で高速通信をする必要が生じたような緊急時に高速通信を使うような感じで私は考えることにします。感覚で言えば、普段ある程度スマートフォンを使ったネット通信を行なうならIIJmio、とりあえずGmailのメールチェックをするくらいで、何かあった時のためだけに使おうと思っている場合はServersMan SIM 3G 100というような感じになるでしょうが、利用する状況によって状況は変わってきますので、スマートフォンの利用状況および高速通信利用の是非について十分に検討してから申し込むことをおすすめします。


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