運転中の「くしゃみ」は危険なのでその対策を考えておく

JAFのホームページで、花粉症の症状に悩んでいる人に向けてくしゃみがひどい場合には事故を起こす恐れがあるので不要不急の運転は控えた方が良いという意見を載せていることがニュースになっていました。こういった話は何も今年だからというわけではなく、運転中の「くしゃみ」によって事故につながるケースも実際にあったということですから、そうそう甘く見てはいけないでしょう。

具体的には一発のくしゃみでなく連続してくしゃみが続くような状況が運転中にふいに起こってしまったりすると、目をつぶってしまったりくしゃみをしている最中やくしゃみを終えた時に注意力が散漫になり、そこで事故をする恐れが出てくるというのです。JAFの出しているデータでは時速60キロで走行中、0.5秒目をつぶるくしゃみが出た場合約8メートルも車が進んでしまうそうなのです。

JAFでは花粉の飛ぶ時期にひどい花粉症の方が止むを得ず運転する場合には、車の中に入る前に上着をはたいて花粉を飛ばし、車の中に花粉を入れないようにするなどの対策は少なくとも必要だと言いますが、いきなり出るくしゃみは何ともし難いというのが問題になってきます。

実際問題、運転中でなくてもくしゃみを出してはまずい場合というものはあるので、その対策というのも考えておきたいと思ってネットの検索で調べてみたら、NHK教育テレビのバラエティ「すイエんサー」のページがヒットしまして、番組内ではまさに車を運転中にくしゃみが出ると危ないので、その対策を考えるというテーマでくしゃみを出さない方法について考えていました。

基本的にはくしゃみを抑えるために直前に何らかの刺激を与えることで、くしゃみが抑えられるということがあるのだそうで、番組での一番のおすすめは「眉間を叩く」というのがおすすめされていましたが、「鼻の下をつねる」ということでも効果はあるようです。私が知っていたのは「鼻をつまむ」というものでしたが、眉間を叩くというのが一番効果があるといっても、とっさにできない可能性もあるので、本当に止めるのが間に合わないような状況になったら鼻をつまみながら同時に鼻の下くらいまでの広い範囲を手で刺激を与えるようにして試してみたいと思っています。

また、それでも間に合わずくしゃみが出てしまったらということも考えておく必要があるのではないかということで、実際にこの時期に出てしまったくしゃみの時に目をつぶらないようにと考えるのですが、これは体のしくみからいって難しいという話があります。では片手で鼻と口を押さえるようにして刺激を与えながらさらに片目を最初からつぶったらどうかとか、考えてみるのですがたとえくしゃみによる目を閉じたわずかな時間でも車は進んでいってしまうため、考え方としてはくしゃみを止めるというものとは他に、もう一つの方向から考える必要も感じています。

というのも、不幸にも運転中にくしゃみを止められずに一瞬目をつぶってしまったとして、それでも事故を起こさないように、車間距離を空け、スピードを落とした余裕ある運転を鼻の調子が良くない時ほど心掛けるというものです。安全に車を停められる場所を発見したらその予感があった場合は速やかに車を停めてくしゃみをやり過ごしてから出発するというような事もできれば万全だと思いますが、高速道路や自動車専用道路ではなかなか急に止まれないということもあるので、いつもよりさらに安全運転に気を付けることが、突発的なくしゃみによる事故を防ぐためには必要になるでしょう。

そして話は最初に戻りますが、多くの事故や故障による救援実績のあるJAFのホームページで注意換気されているように花粉症がひどい場合は不要不急の運転をしないというのはある意味正しい指摘であるようにも思います。まさに今は全国的にソメイヨシノの満開の様子を見ようと車で出掛ける方も少なくないと思いますが、ひどい花粉症持ちの方にはできるだけ運転させないとか、車の中にとにかく花粉が入らないように気を付けるとかしないと、現地までの運転中に事故を起こすなんてこともあるかも知れませんので、くれぐれも運転中のくしゃみを甘く見ないようにしてお出掛け下さい。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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